臨床検査技師の独学勉強法【テキスト紹介・勉強時間など】

  • URLをコピーしました!

国家試験対策で最も効果的な勉強法は、過去10年分の国家試験問題を反復して解き続けることです。

用意するものは、国家試験の過去問及び解答集、解答用紙です。過去問は「解答用」と「書き込み用」の2部を用意するのが望ましいです。

臨床検査技師の国家試験は、基本的に頻出の範囲がおおよそ決まっています。

スポンサーリンク

目次

臨床検査技師の勉強法

過去10年分の中で何度も同じ問題が出題されていたり、ひとつの内容について多方面から切り込んだ問題が数多くあります。

まずは、どの範囲を問われることが多いのか、どの内容をよく見かけるか、ということを意識しながら問題を解くことです。

国家試験は五者択一の選択問題です。つまり、正解の一択以外は間違った記述となっています。

試験問題を解くにあたり、間違った選択肢は正しく書き直せるようにしましょう。

教科書や参考書、インターネットなどを用いて、間違った選択肢に正しい回答を書きこみます。これは、書き込み用の過去問に行います。

過去10年分の国家試験問題の中には、選択肢の中の単語を微妙にいじって出題されているものもあり、正しい選択肢の丸暗記だけでは引っかかってしまいます。

なので、間違っている選択肢を正しく書き直してそれを反復して覚えること。これが重要なテクニックとなります。反復して、と述べているように、当然同じ問題を何周も解いてください。

そうすると、1周目と2周目で、正解した箇所に変化が表れるでしょう。1周目は正解したのに2周目は間違えている箇所は、理解が甘いということがわかります。

3周連続で正解できている問題は、ほぼ理解していると言えるでしょう。

これを繰り返しているうちに、選択肢の文章を覚えてしまうことが予想されますが、それは構いません。

大切なのは、正解の選択及び間違いの選択肢の訂正ができることです。頻出の範囲は当然問われる内容が類似してきますので、正しい文章を暗記していれば、選択肢を多少変えられても正答を選択することができるのです。

さて、間違いの選択肢には正答を書きこむと先述しましたが、調べていくうちに新しい知識や単語を見つけるでしょう。そういった予備知識も書き込み用の過去問にどんどん書いていきましょう。

理解が深まると同時に、後で見返した時の達成感にも繋がります。

そうして、書き込み用の過去問を、自分だけの参考書に育てていくことができれば、国家試験に万全の態勢で臨むことができるはずです。

また、電車やバスの移動中やトイレや休憩中など、隙間時間を活用する方法があります。

最近はスマートフォンで臨床検査技師国家試験問題を解けるアプリが公開されているので、それを使って隙間時間でも効率的に学習することができます。

インターネット上でも過去問を公開、解説しているサイトがあるので、是非活用してください。

最後に、臨床検査技師の国家試験は全10科目から出題されます。

科目によって配点が異なるので、まずは配点の高い「生理学」「生化学」「病理学」を中心に理解を深めていくと良いでしょう。

タロウ

もちろん自分の得意科目は率先して勉強していくと自信にも繋がるため、先に得意科目を作るというのも効果的な勉強法です。

臨床検査技師のテキスト紹介

編集:臨床検査技師国家試験問題注解編集委員会
¥9,240 (2022/04/14 16:01時点 | Amazon調べ)
著:日本医歯薬研修協会, 著:臨床検査技師国家試験対策課, 著:国家試験問題解説書編集委員会, 編集:日本医歯薬研修協会, 編集:臨床検査技師国家試験対策課, 編集:国家試験問題解説書編集委員会
¥3,300 (2022/04/14 16:01時点 | Amazon調べ)

テキストの売れ筋ランキング

受験者数・合格率

年度受験者数合格率
2017年4,829人79.3%
2016年4,987人78.7%
2015年4,400人76.4%
2014年4,298人82.1%
2013年4,148人81.2%
2012年4,097人77.2%
2011年4,012人75.4%
2010年3,959人67.0%

難易度(勉強時間)

試験問題は午前と午後に100問ずつ、計200点満点で120点以上が合格となります。

出題基準は、臨床検査技師養成を目的とした大学や専門学校の学科で教わる内容に準拠しています。

科目によって配点が異なるため、配点の大きい科目を率先して勉強するといいでしょう。具体的には「生理学」「生化学」「病理学」の配点が高いです。試験時間は各150分ですが、練習の時には早めに解くことを意識します。

目標は各90分で解けること。そこから自己採点及びやり直しの時間を1~2時間程度取ります。

なので、勉強時間の目安としては、90分(過去問演習)+120分(採点・やり直し)=210分。

これを午前と午後の部に分けてやるため、1日420分(7時間程度)勉強できれば問題ありません。

時間があまり取れない場合は、午前か午後の片方だけ210分(3時間半程度)勉強できれば良いでしょう。過去問の見直しだけ済ませる場合は隙間時間でも行えるため、隙間を見つけて行うと良いでしょう。

以上を2ヶ月ほど継続できれば、合格圏内を狙うことが十分可能です。

試験内容

  • 医用工学概論
  • 公衆衛生学
  • 臨床検査医学総論
  • 臨床検査総論
  • 病理組織細胞学
  • 臨床生理学
  • 臨床化学
  • 臨床血液学、臨床微生物学及び臨床免疫学

合格基準

200点満点中120点以上

試験情報

  • 資格種別:国家資格
  • 資格区分:なし
  • 受験資格:養成所で3年以上経験など
  • 試験日:2月中旬
  • 試験場所:全国主要都市
  • 問い合わせ先:臨床検査技師国家試験臨時事務所

試験情報の詳細は「臨床検査技師試験の難易度・合格率・試験日など」で掲載しています。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

関連記事

  • URLをコピーしました!
目次