弁理士の勉強法

私は弁理士試験の勉強をするにあたり、まず年間計画をざっくりと作りました。

特許法、実用新案法、意匠法、商標法、条約、著作権、不正競争防止法などいつまでに終わらせるべきか自分に言い聞かせるためにも、勉強に着手する前に計画を立てました。

計画を立てても決してそのようにスムーズに進まないことはわかっています。

それでも計画は見直すことが可能であり、私自身、勉強を進めることで自分の今のスキルと計画のギャップを明確にしたいと考え、まず計画を立てました。

そして具体的な勉強方法ですが、条文を毎日50条ずつ、読みようにしました。意味は理解できていなくても法律用語になれるということ、そして勉強を重ねる上で必ず分かってくるようになると自分に言い聞かせて毎日続けました。

そして特許法に関しては逐条解説を読みつつ、短答式の問題を解き、分からない部分は書き出すことで、自分に足りていない知識を明確化していきました。

足りていない知識を如何に洗出し、その知識を埋める作業こそが勉強だと考えております。だから、最初はやってはとまり、やってはとまりの繰り返しでした。

ただ、特許法を終え、実用新案法、意匠法に入ったときには特許法と似ている部分が多く、同じ勉強方法でも理解度は早く、足りていない部分が特許法に比べかなり軽減されておりました。

一方、商標法はまったく別物です。商標法の勉強をはじめたとき、まったく特許法とは結びつくような体形とはなっておらず、はやってはとまり、やってはとまりの繰り返しでした。

というよりも、特許法以上に時間を要しました。逐条解説をみても理解できない部分が多く、週末は本屋に行き、一つのキーワードを理解するために、本をあさって読んだのを憶えています。

そしてまずは四法を終えた後、条約、不正競争防止法、著作権と短答式試験のための勉強を進めました。

条約に関しては、まったく無知であったため、何から手をつけたらよいのか分かりませんでした。

そのため、条約に関しては、市販の本でまとめられているものを購入し、必要な場合のみ逐条解説を読むこと、そして短答式の過去問をひたすら解くことに終始しました。

不正競争防止法に関しても条約同様市販の本を購入した上で勉強したのですが、こちらに関しては条文ごとに要件が決まっていたため、暗記することそしてその暗記を確かめるべく過去問を解くことに終始しました。

著作権に関しては条文を読むこと、過去問を解くことのみで対応しました。その結果、2回目の試験で短答式試験は合格できました。

論文試験においては、ひたすら市販の問題を購入し書き写すことから挑戦し、ある程度の実力がついたと思えてからLECなどの模試を受け、こちらも短答式の勉強と同様、足りていない知識の補充及び書く訓練を続けました。

30代男

その結果、リーチはかかった状態ではありましたが、短答式合格後の免除期間中、論文試験を合格することができました。その年の口述試験にも合格でき、弁理士資格を獲得しました。

テキストの紹介

条文は「四法横断法文集」をお勧めします。読みやすい点、書き込みしやすいことが特徴です。特に書き込みは必須となり、その書き込みの蓄積が自分の知識になるため、書き込みできる条文集がお勧めです。

特許法、実用新案法では、「弁理士試験エレメンツ特許法/実用新案法」をお勧めします。

詳細な説明が記載されており、尚且つ説明がコンパクトにかかれております。論文試験でも役に立つ本です。

意匠法、商標法では「弁理士試験エレメンツ意匠法/商標法」をお勧めします。理由は上記同様の理由です。

条約、不正競争防止法、著作権でも「弁理士試験エレメンツ条約/不正競争防止法/著作権法」を選びました。

そして短答式のアウトプットのため、LECからでている短答過去問をお勧めします。

逐条解説ですが、今は特許庁のHPよりダウンロード可能なため、できればプリントアウトした方が良いと思います(購入もできますが)。

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受験者数・合格率

実施時期 受験者数 合格率
2015年 5,340人 6.6%
2014年 5,599人 6.9%
2013年 6,780人 10.5%
2012年 7,231人 10.7%
2011年 7,948人 9.1%
2010年 9,152人 8.3%

難易度(勉強時間)

私は理系の大学を出た後、企業でエンジニアをしていたので、法律の知識や用語にまったく慣れていないというか無知でした。

そのため、人よりも勉強時間はかかったと思います。平日は2時間、週末は土日で14時間勉強するようにしました。

ざっくりとしたトータル時間になりますが7000時間弱かかったと思います。ですが、情報をうまく活用し、やり方を間違わなければ4000時間程度で合格できるのではと思います。

試験の難易度ですが、私にしたら弁護士試験を受けるようなぐらい難しかったです。

もちろん、弁護士試験の方がはるかに難易度は高いとは思いますが、法律用語を一から勉強することを考えると、どちらも同じようなものだと思っております。”

※あくまで目安なので個人差はあります

試験情報

基本情報

【資格種別】国家資格

【資格区分】なし

【受験資格】なし

【試験日】5月~10月にかけて

【試験場所】主要都市

【問い合わせ先】特許庁総務部秘書課弁理士室

試験概要

筆記試験(短答式・論文式)、口述試験

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