企業の仕事の中で、請負工事というものがあります。
この仕事を請負い履行していくためには、有資格者の配置が必要になってきます。
その中で、電気設備の工事において、必要になってくるのが、電気工事施工管理技士です。
この資格を受験するためには、専門的な学科を卒業しているか、それとも電気工事に関する仕事を一定年数、経験した人達が受験することができるようになっています。
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電気工事施工管理技士の勉強法
試験内容としては、主に電気に関する幅広い項目が試験内容となります。
しかし、試験の内容は、電気の技術的なものに留まるわけではありません。
電気工事の幅広い知識が、必要になってきます。
具体的には、施工図の作成や工事現場に関する管理についても、幅広く質問されます。
工程管理や安全管理、品質管理といった工事の請負施行管理に関することについての幅広い知識を問われることになってくるのです。
この試験を合格するためには、非常に幅広い知識を必要とすることになるのですが、その勉強方法については、テキスト主体で勉強を続けていくことになります。
まず、電気知識については、基本的な計算問題が出題されます。
電気に関する理論的な知識も含めて、きちんとマスターしておくことが大事です。
この試験に合格するためには、大半の人が独学で勉強をするケースが多いようです。
この場合、数年前にさかのぼる過去問題集が販売されているので、このテキストに基づいて問題をこなしていくと言ったことが、一番の効果的な方法かもしれません。
過去の問題をこなすことだけではなく、解説欄にも電気的な理論的なことや施工管理についての解説が詳しく掲載されていますので、これ等の内容を十分に理解しておくことも、合格するために効果的な方法だと考えられます。
また、職場に資格の合格者の人がいれば、この人達にどのような方法で勉強をしていたのか、効果的な勉強方法をレクチャーしてもらうといったことも近道かもしれません。
一方で、通信教育を選択するといった方法も考えられます。
通信教育では、過去問題集はもとより模擬試験も含まれた講座もあります。
模擬試験の場合には、より実践的な練習ができて、添削・アドバイスもしてくれるメニューもありますので、これを使いながら、試験がどのような観点で出題されるかも理解できてきます。
このようにして、合格率を高めていくが効果的な方法だと考えられるのです。コツコツと地道な努力を継続してこそ電気施工管理技士を資格を手にすることができるのです。
電気工事施工管理技士のテキスト紹介
1級
2級
受験者数・合格率
2017年度
- 1級で学科試験:48.0%、実地試験:62.5%
- 2級で学科試験:58.7%、実地試験:41.6%
難易度(勉強時間)
この資格は1級、2級の2種類があります。
どちらも学科試験と実技試験があるのですが、1級の場合、学科試験が合格した人だけが実技試験に臨めるようになります。
この試験は、幅広い専門知識が求められてきますが、受験する人もそれなりの経験や知識を持っている人が受けることになるので、特別に難易度が高いというわけではないでしょう。
合格率は、おおよそ5割前後といったレベルですが、出題範囲が広いために、継続的に勉強しておくことは必要であることは間違いありません。週に数時間程度の勉強でも間に合うかと思われます。
試験内容
学科試験
電気工学等、施工管理法、法規
実地試験
施工管理法
合格基準
1級
- 学科試験:60問中36問以上正解
- 実地試験:満点中60%以上の得点率
2級
- 学科試験:40問中24問以上正解
- 実地試験:満点中60%以上の得点率
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:1級、2級
- 受験資格:学歴や資格に応じて実務経験が必要
- 試験日:1級:6月(学科)・10月(実地)、2級:11月(学科、実地)
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:一般財団法人建設業振興基金