不動産鑑定士の重責

不動産鑑定士は、不動産の経済価値を評価する高度専門家になります。

不動産鑑定士は、不動産の鑑定評価に関して独占業務であるために、不動産鑑定士以外が不動産の鑑定評価をすることが禁止されています。

また、不動産鑑定士は、国土全体における均衡の取れた地価形成を保つ仕事であるために、その社会的責任は非常に重い業務になります。

不動産鑑定士の幾つもハードルを考慮した勉強法

不動産鑑定士の資格試験は、1次試験(短答式試験)と2次試験(論文式試験)の2部構成となっています。

このように2部構成として、マークシート方式以外の論述試験を導入することにより、不動産鑑定士の重責を担えるか否かを含めて総合的な評価が可能なような資格試験となっています。

加えて、不動産鑑定士は、登録制となっている国家資格になります。そのために、登録を完了しないと不動産鑑定士としての業務に従事することができません。

単に登録すればよい訳ではありません。実は、実務修習を受けた上で、その実務修習に関して修了考査をクリアする必要があります。これで晴れて、不動産鑑定士になれます。

1次試験

不動産鑑定士の試験の性質から、1次試験(短答式試験)については他の国家試験と同様にして、過去5年分の過去問を5回程度解けば十分に合格圏内に到達可能になります。

ただし、不動産に関する行政法規(120分、出題数:40問)と不動産の鑑定評価に関する理論(120分、出題数:40問)が五肢択一式マークシート方式になっています。

受験時間が長くて出題数も多いために、マークシート方式と言えでも高い集中力が必要になります。

1次試験(短答式試験)のポイントは、法律の知識だけでなく精神的なタフさを鍛えることも極めて大切になります。

精神的なタフさを鍛えるための私が実践している有効な勉強法は、比較的に騒々しい場所でも、騒々しさが耳に入らない程の集中力で勉強できるようにすることです。

これにより、実際の試験を受ける会場でも極めて高い集中力と場所の違いによる緊張感から解放されます。ここからが、更に、大切になります。

2次試験

最大のハードルは、2次試験(論文式試験)です。

2次試験(論文式試験)は、1日目が民法(120分、出題数:2問)と経済(120分、出題数:2問 )、2日目が会計学(120分、出題数:2問)と不動産鑑定評価理論(120分、出題数:2問)、3日目が不動産鑑定評価理論(120分、出題数:2問)と不動産鑑定評価理論(120分、出題数:1問)になります。

非常に長丁場の試験になります。

この長丁場の試験であるが故に、1次試験(短答式試験)で鍛えあげた超集中力が大活躍するのです。

これを整理すると、2次試験(論文式試験)は、不動産鑑定評価理論の論文は4問と民法・経済学・会計学の論文は各2問出されます。

それぞれ2問の論述毎にB4用紙2枚に記述していきます。文字数は2問で2,000文字程度になります。不動産鑑定評価理論の演習は、計算問題が1問出題されます。

論述の課題に対する分析・論述の構成・議論の展開を十分に考慮しながら、時間内に論述を完了するようにする必要があります。

日頃から、手書きで記述する練習がなによりも大切になります。

不動産鑑定士の受験資格と合格率は?

不動産鑑定士の資格試験は、1次試験(短答式試験)については受験資格が不要になります。だれでも挑戦することができる国家試験になります。

2次試験(論文式試験)は、1次試験(短答式試験)に合格してから3年以内しか受験できません。

3年以内に2次試験(論文式試験)に合格しないと1次試験(短答式試験)からやり直しになってしまいます。2次試験(論文式試験)に合格すれば、生涯有効になります。

1次試験(短答式試験)の合格率は、25パーセント前後で推移しています。2次試験(論文式試験)の合格率は、10パーセント前後で推移しています。

最後に、実務修習の修了考査の合格率は、90パーセント前後で推移しています。

実際に、不動産鑑定士として実務に従事するための最終的な合格率は、約2パーセント程度になります。100人が受験しても2人しか実務に従事することができません。

極めて、難易度の高い試験であることが理解できると思います。

30代男

難関試験ですが、超集中力と記述のトレーニングと必要最低限度の公的な知識が、合格圏内に導く極めて強力なツールとなります。

テキストの紹介

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分野毎の豊富な参考書・過去問が出版されているためです。例えば、不動産鑑定士 短答式試験 鑑定理論 過去問題集 2015年度 (もうだいじょうぶ!! シリーズ)は、平成20から7年分の短答式試験問題が完全収録されています。

加えて、効率的な受験勉強を可能できるように、重要なポイントをおさえた解説になっています。

先ほども勉強法で解説しているように、国家試験は過去5年分の過去問を解けば合格圏内に到達できると考えられています。

しかしながら、この参考書は、7年分もの過去問を完全収録しており、充実度が極めて高くなっています

TAC不動産鑑定士講座の他のテキストも同様な考え方で構成されており、効率的に不動産鑑定士となれる可能性が飛躍的に高まります。

是非、一度、目を通されるとご納得を頂けると思います。

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難易度(勉強時間)

不動産鑑定士として実務に従事するための最終的な合格率は、約2パーセント程度であることを既に説明しています。

このような超難関な資格試験に合格するためには、なによりも、合格するという固い信念とそのモチベーションの維持が、資格試験の勉強と受験よりも実は、難しいのが現実なのです。

従って、強い意志で、必ず合格すると考えていれば、短期間で合格を手にすることができるのです。この考え方は、極めて大切なポイントになります。

この超難関である不動産鑑定士の勉強にTAC不動産鑑定士講座のテキストを使用して勉強した場合は、2000時間から2500時間を要すると考えて下さい。

一日に3時間の勉強時間を確保できたとしても、1年10ヵ月から2年3ヵ月になります。一つの目安として、勉強時間は、2年前後と考えて下さい。

そのために、前述したモチベーションの維持が何よりも大切になる訳です。超難関試験になります。最後まで諦めずに、ゴールを勝ち取って下さい。

※あくまで目安なので個人差はあります

試験情報

基本情報

【資格種別】国家資格

【資格区分】なし

【受験資格】なし

【試験日】5月(短答式試験)、8月(論文式試験)

【試験場所】全国主要都市

【問い合わせ先】各都道府県の主管課

試験概要

短答式試験(択一式)、論文式試験

合格基準

短答式試験

総合点でおよそ7割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点以上で合格。ただし、総合点のほかに各試験科目ごとに一定の以上の得点が必要

論文式試験

総合点でおよそ6割を基準に土地鑑定委員会が相当と認めた得点以上で合格。ただし、総合点のほかに各試験科目ごとに一定の以上の得点が必要

受験者数・合格率

区分 受験者数 合格率
短答式試験 2,003人 30.8%
論文式試験 910人 11.4%

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