闇雲に勉強をスタートとさせても覚える事だらけになってしまい、大変時間が掛かりますので先ずは試験内容を把握する事が大切となります。
なお、内容を把握する上で最も効率の良い勉強法は、実際に出題された問題を解くことです。
これまでビル経営管理士試験で出題されている問題の多くは過去に出題された内容に近いものが多いです。したがって、過去問題に触れる事で試験内容の傾向を把握できますのでおすすめです。
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ビル経営管理士の勉強法
参考書の使い方について
ビル経営管理士は、出題範囲が多岐に渡っている事や、実務に関する知識を問われます。
そのため、知識や経験が無い方にとっては、問題をはじめ用語の意味すら分からないと思います。
そこで活用するのが参考書になります。ただし注意したいのが参考書の使い方です。参考書をしっかり読み込み理解してから問題に取り掛かるという方法はおすすめできません。
なぜなら、吸収する情報量がかなり多くなるからです。試験合格に特化した勉強を行うのであれば、最低限の知識で充分でもあり余分な情報は不要です。
おすすめの使い方としては、資格試験の全体像を把握するためとして読書感覚で1回から2回程度目を通してみます。
なお、この時にメモをとったりノートに写したりと、無理に覚える必要はありません。あくまで全体像を把握する事を目的に読んでおきます。
後は問題を解きながら解らない用語などを参考書で確認する、いわゆる辞書感覚で使う方法が効率良い勉強の仕方になります。
なお、おすすめの参考書としては、住宅新報社から出版されている、「ビル経営管理ガイドブック」がおすすめになります。
過去問題の進め方について
資格試験の全体像が把握できたら、実際に出題された過去問題を中心に勉強を進めます。なお、過去問題に関しては日本ビルヂング経営センターから2年分の問題が提供されています。
ちなみに、過去問題を収録している書籍に関しては販売されておらず協会から提供されている問題がポイントになります。
勉強の流れのまとめ
先ずは試験全体を把握するために、参考書を軽く読み込みます。後は過去問題を解きながら重要なポイントをノートにまとめるなど進めていきます。
なお、どうしても覚える事のできない用語などは、単語張などを使う事をおすすめします。
単語張ならコンパクトサイズですでの持ち歩きに便利ですので、通勤途中などいつでも覚える事ができるので効率よくすすめる事ができます。
その他にもスマートホン向けの便利なアプリなども存在しますので、そういったツールをして隙間時間を有効活用する事をおすすめします。
ビル経営管理士のテキスト紹介
先ほど紹介した「ビル経営管理ガイドブック
通信講座の紹介
一般財団法人日本ビルヂング経営センターが開催している「ビル経営管理講座」もおすすめです。
この講座は、ビル経営管理士試験に対応している通信教育講座になり、受講料が一部負担される教育訓練給付制度に対応している講座でもあります。
また、本講座を修了する事ですビル経営管理士試験の総合記述科目が免除になる事や、ビル経営管理士登録時ににおける実務経験要件が短縮されるなどメリットがあります。
もちろん、通信講座になりますので、仕事で忙しい方でも自宅等で行える事や自分の時間に合わせて勉強を進める事ができるといった特徴もあります。
難易度(勉強時間)
合格ラインについて、3科目合計で300点満点中およそ190点以上且つ、各項目においての最低ラインをクリアする必要があります。
出題範囲は広範囲となっているため、一見難易度が高い感じがしますが、それでも毎年の合格率は65%から70%近い合格率を誇っていますので決して難しいものではありません。
なお、試験は毎年12月に行われていますので、講座は6月頃よりスタートされます。ですので、毎日1時間程度の勉強でも半年の6月頃か始めて充分合格圏内に届くと思います。
試験内容
賃貸ビルの企画・立案に関する知識、賃貸ビルの賃貸営業に関する知識、賃貸ビルの管理・運営に関する知識、総合記述
合格基準
3科目の合計点数が300点満点中およそ190点以上の得点で、尚且つ各科目が100点満点中、52~70点以上の得点
受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 659人 | 72.1% |
2017年 | 616人 | 69.5% |
2016年 | 664人 | 69.4% |
2015年 | 678人 | 68.0% |
試験情報
- 資格種別:公的資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:なし
- 試験日:12月
- 試験場所:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
- 問い合わせ先:一般財団法人 日本ビルヂング経営センター