東京商工会議所が実施している、色彩関連の公的資格として広く有名なカラーコーディネーター検定2級ですが、自分はこれを独学で取得しました。
当該検定ですが、独学では難しいかもしれませんといいますが、それでも独学で合格できる検定等となっています。
合格率に関して変動が在るので、40%以下であれば独学でも合格できるとされています。
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カラーコーディネーター検定の勉強法
この検定は稀に30%以下や40%を下回るレベルの試験が出題される事が在り、そういう時は問題集を重視した学習は少々見直しをした方が良いかもしれません。
自分が実施した勉強法ですが、合格率に変動が在るので「テキストを熟読」を重視した学習法を実施しました。
合格率が低くても、出題される問題は「テキストを十分に読んでいるか」がポイントとなります。
また、ゴシック体以外のワードに関してもその都度チェックした方が良くて、「テキストを、とにかく隅々まで読んでいれば」合格率が例え低くても独学で合格が可能となります。
カラーコーディネーター2級ですが、第五章の「カラーコーディネーターの視点」では、「配色の仕方」、「ファッション色彩、商品色彩、環境色彩」はいつも出題されています。
例えば、配色の仕方では、「二色の配色」でコンプレックスカラーというものが在り、これは「明るい色調の色を青紫寄りとして、暗い色調の色を黄色寄りとするもの」であり、色相の自然連鎖を逆にしたものとなっています。
このキーワードは出題される率は非常に高く、理解して覚えるとかなり役に立ちます。
また、日本で見られる二色を重ねる配色はほぼ毎回出題されており、これも理解しながら勉強をしてほしいです。
ファッション、商品、環境の色彩ですが、これは、この部分は学習は必須となっています。
1級の勉強に繋がる事になり、隅々までよく読んで且つ理解しながら覚えて行くと難題が出ても焦らないでしょう。
他には、動物や植物の体色に関する問題、ヘルムホルツ・コールラウシュ効果(二色が同じ色相で明度も一緒で彩度が異なっており、彩度が高い方を明るい色とみなす事)、リープマン効果(背景色と字色が、色相の差が開いていても明度が同じであれば境界が曖昧となる事)といったワードを知っておくと良いでしょう。
カラーコーディネーター検定では、毎回、商工会議所が作ったとされるカラーチャートが添付されますが、テキストに掲載されている「より詳しいカラーチャート」をしっかりと理解した方が良いでしょう。
試験中に添付されるチャート図は、自分の場合はあまり気にしていませんが、それでも一応は使用をしています。
自分が実施している勉強法ですが、「先ずはテキストをしっかりと熟読する事」です。
問題集ですが、テキストをじっくりと読んだ上で問題を解いてみると非常に面白く感じます。
テキストの紹介
カラーコーディネーター検定のお勧めテキスト・参考書・問題集・過去問を紹介
受験者数・合格率
2018年度試験累計
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
1級 | 535人 | 37.1% |
2級 | 3,648人 | 35.1% |
3級 | 7,194人 | 58.5% |
2017年度試験累計
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
1級 | 489人 | 31.9% |
2級 | 3,146人 | 45.4% |
3級 | 6,738人 | 73.2% |
勉強時間(難易度)
何の知識の無い人がこれから勉強する場合、合格ラインに達するまでの勉強時間の目安は、3級で100~150時間、2級で250~300時間ほどになります。
3級は常識問題も多く出題されるので、そこまで難しく感じないかもしれませんが、2級になると専門的な知識が多く出題されるので難易度はかなりアップします。
合格基準
100点満点中70点以上(全級共通)
試験情報
- 資格種別:公的資格
- 資格区分:1級、2級、3級
- 受験資格:なし
- 試験内容:1級は択一式と論述式、2級と3級は択一式
- 試験日:6月中旬(2級・3級)、11月下旬(全級)
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:東京商工会議所検定試験情報