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マイクロソフト認定トレーナーの勉強法
「指導スキルの実証」について
マイクロソフト認定トレーナー(以下MCT)の認定を受けるための条件の一つに「指導スキルの実証」という項目があります。
これは、「人を指導するための十分なスキルを持っていることを証明しなさい」という意味で、具体的には「①1 年以上の指導経験があることの証明」もしくは「②他ベンダーのインストラクター系資格の保有」のいずれかになります。
1年以上インストラクターとしての実務経験がある場合は、所属している組織の責任者による推薦状をマイクロソフトに提出するだけで「①1 年以上の指導経験があることの証明」を満たすことができるため、事務手続きだけでMCTの認定を受けることができます。
この場合は、特に勉強などは必要ありません。
一方、1年以上の実務経験が無い場合は「②他ベンダーのインストラクター系資格の保有」によって指導スキルを証明する必要があります。ここで利用できる資格はいくつかありますが、日本で最も多く利用されているのが「CompTIA CTT+」です。
「CompTIA CTT+」について
「CompTIA CTT+」はIT業界団体であるCompTIAが実施している資格試験の1つで、インストラクターとしてのスキルを証明してくれるものです。
この資格を取得するためには、「CBT」と「PBT」という2つの試験に合格する必要があります。
「CBT」について
CBTはコンピュータを利用して、問題文を読んで回答を選択する「多肢選択型」のテストになります。
このCBTは、市販されているCTT+用の書籍を読み、内容を覚えることで十分合格を目指すことができます。
CTT+の書籍を読んで学習する際は、単に内容を覚えるだけでなく、「なぜそうする必要があるのか?」という理由を意識してください。
CBTで出題される問題は、「このような状況ではインストラクターはどう振舞うべきか?」という形であるため、単なる暗記では対応できません。
「PBT」について
PBTでは、20分ほどの講義を実際に行い、その様子を録画したビデオデータをCompTIAへ提出します。そして提出したビデオ内容が審査され、合否が決定します。
この審査の中でチェックされる項目は、CompTIAによって詳細に公開されているため、事前に審査項目を把握した上で講義内容を組み立てます。
この審査項目が多岐に渡り、その要素をすべて20分の講義の中に盛り込む必要がありますので、この講義の組み立てが試験の合否に大きく影響します。
そして講義の組み立てができたら、本番前には事前にリハーサルを行いましょう。この際はできる限り第三者に見てもらうようにします。自分では気が付かない欠点を客観的視点から見つけてもらうことができます。
また、いくら講義がしっかりとできていたとしても撮影に失敗してしまえば審査に悪影響を与えてしまいますので、カメラテストもしっかりと行い、アングルや音量、画質などをチェックする必要もあります。
まずは試験の内容をキチンと把握しよう!!
テキストの紹介
難易度(勉強時間)
マイクロソフト認定トレーナー(以下MCT)の難易度は、1年以上のインストラクターとしての実務経験があるか無いかで大きく変わります。
1年以上のインストラクターとしての実務経験がある場合はとても簡単で、定められた事務手続きを行うだけでMCTの認定を受けることができます。
実務経験が無い場合は、マイクロソフトによって選定された別のインストラクター資格の保有が必要になります。
そのため、実務経験が無い人がMCTの認定を受けるために必要な時間や難易度は、どのインストラクター資格を用いるか次第です。
試験情報
- 資格種別:民間資格
- 資格区分:なし
- 試験日:随時
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:マイクロソフト認定プログラム事務局