ITコーディネータという資格は幅広いスキル・知識が求められます。
その理由は企業が経営を成長されるために必要なIT設備を導入するに当たり、単なるハード・ソフトの検討を行うのではないからです。
会社の経営層が、適切な経営判断ができるように、効率敵且つ迅速な対応ができるIT設備の導入を分析・検討して提案・提言していくのが、ITコーディネータの役割なのです。
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ITコーディネータの勉強法
この資格を取得するためには、IT関係の知識だけではなく、経営に関する知識も持ち合わせておかなければなりません。
そのために、資格も経営分野とIT分野に分かれているのです。
まず、経営分野の試験に対しては、企業の経営に関する勉強をしなければなりません。
企業理念、経営戦略のあり方、そして事業計画、ビションの策定途経と経営層の観点から必要な経営関係の戦略立案の考え方、進め方を一連のプロセスを理解しながら、マスターしておく必要があります。
その上で、経営プロセスの各ステップで必要なIT設備の必要性を導き出してきます。
設備の必要性を低減できる考え方を勉強したなら、次に必要な設備の導入検討手法を学んでいきます。
検討方法を勉強していくためには、企業の課題抽出から、解決に至るために必要な設備の理想的な仕様条件を整理して、まとめることができるプロセス手法のあり方を勉強していく必要があります。
一方でIT分野の勉強においては、経営判断をするための設備仕様を極めた上で、具体的な設備のシステム設計ができる知識をマスターすることを意識しておくことが大事です。
求められるシステムや設備の仕様が固められた後に、具体的な設計段階で、現存する技術動向と照らし合せながら、ハードの選択やアプリの開発を検討していかなければなりません。
この時に必要となるIT分野の知識は、コンピュータ、OS、ネットワーク、セキュリティと幅広い技術レベルの知識となります。
しかも、恆に進化しているIT分野なので、常に最新動向を把握しておくことが望ましいことです。
これらの勉強も過去の傾向問題を解くだけでなく、並行して最新技術傾向を取り入れておくことです。
ITコーディネータの資格を勉強する過程で、過去の傾向問題を解く勉強法も取り入れることになるかと思いますが、その分野に関する新しい情報なり技術をアウトライン的にでも並行して、勉強することが必要です。
Iotのニーズも高まっている中、数年先のITの応用技術の将来予測まで理解できていると完璧な対策となってきます。
ITコーディネータのテキスト
受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年8月 | 163人 | 70.6% |
2018年2月 | 239人 | 72.1% |
2017年8月 | 181人 | 54.1% |
難易度(勉強時間)
試験の範囲が幅広く1つ1つの問題にも、高い専門性が求められてきます。
これらの問題を即座に理解して回答するためには、かなりの時間をかけて勉強をしなければなりません。
勉強時間も週に20時間近い勉強を続けていくことが必要です。
勉強の時間配分として、半分は試験問題対策に必要な基礎的な知識の勉強。半分は実践的なスキルや最新技術の勉強煮に時間をかける必要があります。
特に経営提言に行き着くまでのプロセス間管理野手法をマスターする勉強派ウエートをかけることが大事です。
試験情報
- 資格種別:民間資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:なし
- 試験内容:筆記試験:多肢選択式(CBT試験)
- 試験日:8月上旬、2月中旬
- 試験場所:全国約120ヶ所
- 問い合わせ先:NPO法人 ITコーディネーター協会