勉強を進めるには、大まかに4つの流れに分けられます。
- 問題の傾向を知る
- 問題の意味を知る
- 復習しながら記憶する
- テストをする
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救急救命士の勉強法
問題の傾向を知る
問題の傾向を知ることにについて、教科書をには豊富な情報が記載されていますが、全てを把握するのはとても難しいです。
教科書の情報の中でも、重要な内容ほど問題として繰り返し出題されることが多いです。
なので、教科書を暗記して勉強するより、まず問題から目を通し、教科書のどのあたりが出題されているか確認することから始めます。
問題の意味を知る
教科書の出題されやすい内容を理解したら、その問題を取りあえず通して解いてみます。解ければ、その問題をより深く理解するため、教科書を見ながら知識を深めます。
例えば、マーキング方式で血液中の成分を答えなさいの問いに、白血球で正解した場合、他にどの成分があるか調べます。他に赤血球、血小板があり、白血球のなかに好中球など分類があります。
また解けなければ、教科書を読み、なぜその答えになったのか理解します。そして、問題が解けた場合と同様、その内容について知識を深めます。
このように、問題と同じ内容の様々なバリエーションを想定して、知識を広げれば、出題者が同じような問題に角度を変えて出題しても対応出来ます。
そしてノートは、綺麗にまとめるよりメモ書きのように使った方が良いです。勉強が進んでいくと、書いたことは全て覚えた状態になるので、綺麗に書いてもあまり意味がありません。
復習しながら記憶する
問題を一通り解いてノートが出来た状態で、もう一度同じ問題を1問目から解いていき、何度か繰り返します。
始めに解いた時より、間違う問題が減っていると思います。この作業は、自分の苦手な問題内容を把握するためにします。
そして問題にランク付けをします。例えば必ず解ける問題は〇、時々間違えるは△、全く解けないは×などです。必ず解ける問題なら、復習する必要がないので試験の前日ぐらいに目を通すぐらいで問題ないです。
ただ時々間違える問題は、解いている時の状況が影響しているからかもしれません。例えば、電車の中で雑音が耳に入り集中できないなどです。試験はどんな状況で行うかわからないので、確実に解けるようにします。
また何度解いても間違う理由は、その内容を理解していないからです。もう一度、教科書を読み、その内容を重点的に理解します。解けるようになるまで、何度も反復します。
テストをする
模試など今まで解いたことのない問題をします。おそらく、何問かは今まで反復して解いた問題と内容は似ているので、解けると思います。
しかし、わからない問題が出た場合は、教科書を読んでノートに取るといった先ほどの4つの流れに従い、勉強を進めます。
合格率を見てもらえば分かりますが、落とすための試験ではありませんので、そこまで構える必要はありません。
テキストの紹介
受験者数・合格率
年度 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2017年 | 3,015人 | 85.0% |
2016年 | 2,871人 | 86.1% |
2015年 | 2,956人 | 90.2% |
2014年 | 2,978人 | 87.7% |
2013年 | 2,721人 | 83.1% |
難易度(勉強時間)
国家試験は、毎年似たような問題が出る傾向があるので、日頃の授業でもその内容を重点的に教えています。
毎日勉強をしているなら、その内容と問題を照らし合わせて勉強すれば良いので、自習を1日2時間ぐらいすれば良いと思います。
また国家試験対策の勉強を最短でする場合は、少なくとも試験3、4カ月前から始め、1日10時間以上は勉強時間に必要だと思います。
この勉強方法で2.問題の意味を知るまで出来れば、反復して問題を解くだけなので、問題さえ手元にあれば、教科書を広げなくても空き時間に行うことが出来ます。
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:あり
- 試験内容:筆記試験(択一式)
- 合格基準:必修問題においては80%以上、かつ通常問題においては60%以上
- 試験日:3月中旬
- 試験場所:北海道、東京都、愛知県、大阪府、福岡県
- 問い合わせ先:一般財団法人 日本救急医療財団