イラストレータークリエイター能力認定試験は、サーティファイ主催の民間資格です。
Illustratorを使用したグラフィックを作成できるかの能力を認定する資格であり、デザイン系の職場に就職する際に所持していると良い資格の一つです。
合格率は50~60%と、資格試験の中では比較的優しい部類ですので、しっかりと勉強をすれば、個人でも取得できる資格です。
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イラストレータークリエイター能力認定試験の勉強法
種類について
エキスパートとスタンダードの二種類に分かれており、上位はエキスパートの方です。
スタンダードより若干高い金額となりますが、エキスパートの試験の方が、実際に仕事で作成するようなテーマに近い実技問題が出てくるので、エキスパートをお勧めします。
しかしながら、問題はスタンダードより難しくなりますので、自信がない場合はスタンダードを受けましょう。
試験は随時開催しているので、慣れたころにエキスパートの取得を目指すという手段もあります。
実技と知識
試験の内容は、知識問題・細々とした実技問題が各10問程度に加え、冊子の指示通りにこなしていき、実際の仕事で作成するようなものに近いものを作る大きな実技問題があります。
知識問題は選択式となっており、問題集の解説ページを熟読すればほぼ解けます。Illustratorの操作の他に、印刷関係の知識問題も多く出てくるので、どちらも注意して覚えましょう。
練習問題も選択式となっているので、幅広く覚えるためには、解説ページを読む→練習問題を解くを繰り返しましょう。
細かい実技問題は、クイックマスターを全て終わらせておけば簡単に解けます。また、問題集の練習問題の方が実際の試験より若干難しく作られています。
繰り返し練習問題に挑むことで、自分の苦手としている部分がわかるので、その場合はクイックマスターにもどり、該当箇所をやり直しましょう。
知識・細かい実技は、なるべく取りこぼしのないように。また、試験では時間制限があるので、どうしてもわからないものは後回しにして、確実に解けるものから率先して解答しましょう。
大きな実技問題も同様です。これは、最後まで終わらせる事が重要視されています。途中にどうしてもわからない部分があれば、後まわしにして、完成サンプルにより近いものを作成しましょう。
業界でのトレンドに合わせたものが突発的に出題される事もあります。問題集・クイックマスターをやりこむのは勿論の事、Illustratorの技法書等に載っているものも合間に作成していくと、より幅広い対応ができるようになります。
テキストの紹介
最新版のソフトを購入する事は大前提として、あともう一つは、株式会社ウィネットONLINESHOPで、公式問題集とクイックマスターの二冊を購入しましょう。
購入の際は、必ず最新のものを買う事、中古などでも見かける事がありますが古い可能性もあるので、新品での購入を推奨します。
クイックマスターは、Illustratorの操作や実技問題が順を追って書かれているので、はじめての方でも操作を最短で覚えることができます。
公式問題集は、実際の試験に基づいた練習問題が知識・実技共に掲載されています。クイックマスター終了後に問題集に取り掛かりましょう。
受験者数・合格率
- 累計受験者数は70,268人(平成29年3月31日現在)
- 合格率は68.9%(平成28年度平均合格率)
難易度(勉強時間)
勉強時間の目安は、1日1~2時間程度です。知識問題等は隙間時間に問題集に目を通すだけでも覚えれることがあるので、実技1時間、知識30分程度を目安にすると良いでしょう。
問題集に取り掛かりやすくするために、可能であればクイックマスターは1日2~4時間のペースで速めに終了させると効率的です。
上記のペースで勉強をすると、まったく知識のなかった状態から始めても、2~3か月で試験に受かるための技術・知識はつきます。
比較的易しめの難易度の資格試験ですが、この試験は随時開催しているだけあってか、問題のパターンがすごく多く、かなり高難度パターンに遭遇する事や、問題集にも載っていなかったものが出題される事もあります。
しかし、そういった問題も、今までの応用でクリアできるので、すぐに対応できるようにしましょう。
試験内容
エキスパート
- 知識:Adobe Illustrator®およびDTP、Web デザインに関する知識
- 実技:Adobe Illustrator®の操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成
- 実践:Adobe Illustrator®の操作によるDTPファイル、及びWebデザインパーツの作成
スタンダード
- 実技:Adobe Illustrator®の基本操作によるDTP ファイル、及びWeb デザインパーツの作成
- 実践:Adobe Illustrator®の操作による作品制作
合格基準
エキスパート | 知識問題・実技問題の得点率65% 以上で、かつ実践問題の得点率70% 以上 |
スタンダード | 実技問題の得点率65% 以上で、かつ実践問題の得点率70% 以上 |
試験情報
- 資格種別:民間資格
- 資格区分:スタンダード、エキスパート
- 受験資格:なし
- 試験日:各試験会場によって異なる
- 試験場所:全国主要都市
- 問い合わせ先:株式会社サーティファイ