ここでは「人事・人材開発」についての勉強法を記載していきます。
ビジネスキャリア検定は、過去に出題した問題を何度も繰り返し出題する傾向があります。
そのため、より多くの過去問を繰り返し解いて、どの問題が頻繁に出題されるのかを把握するのが、合格への近道になります。具体的な勉強方法について、以下に記載します。
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ビジネス・キャリア検定(人事・人材開発)の勉強法
テキストを通して自身のウィークポイントを見つける
使用するテキストは「人事・人材開発 2・3級 (ビジネス・キャリア®検定試験 過去問題集(解説付き)」の1冊で十分です。
このテキストには厳選した過去問が100問掲載されているので、まずはこのテキストを通しで解いてみます。テキストは各分野ごとに問題が区切られているので、特に得点の低い分野を中心に解説を読み込んで理解を深めます。
この時に気を付けないといけないのは、法令や制度に関する問題です。法改正などが行われている場合があり、注意が必要です。そのため、問題に出てくる法律や制度の名前は、面倒でもそのたびに検索し、近年で改正されていないか確認しましょう。
公式サイトに掲載されている過去問にチャレンジする
テキストを一通りやり終えたら、試験実施団体である央職業能力開発協会の「公式サイト」に掲載されている過去問に手をつけます。
過去4回分が掲載されていますので、可能であれば全部を解きますが、時間がなければなるべく最近のものを解くようにしましょう。
過去問はテキストと違い、解説がありません。間違った問題については、正解の選択肢だけでなく、誤った選択肢についても「なぜ間違っているのか」を調べるようにします。(その選択肢を改変した問題が再出題されることもあるため)
このときも、法律が改正されていないかのチェックは怠らないようにします。
繰り返し出題された問題をまとめ、オリジナルの問題集を作る
テキストと公式過去問を解く中で、「この問題、前も解いたことがあるな」と思うことが多々あるかと思います。それらの問題は本番でも再度出題される可能性が高いので、解いている最中にチェックしておき、ノートにまとめておきます。
試験直前では、このオリジナル問題集を使って復習するのが効果的です。
ニュースをチェックする
時事問題対策として、googleのニュース検索機能を使って関連ニュースをチェックします。
「働き方改革」や「労働法」などの単語で検索をかけ、試験日の約半年前以前のニュースを重点的にチェックします。あまりに最近のニュースについては、試験問題の作成に間に合っていない可能性が高いので、チェックする必要はありません。
とにかく繰り返し問題を繰り返し解いて問題の傾向を掴むことが重要です。
テキストの紹介
冒頭でも言いましたが、使用するテキストは、「人事・人材開発 2・3級 (ビジネス・キャリア®検定試験 過去問題集(解説付き)
優れている点
収録されている問題数が多い
前述したとおり、ビジネス・キャリア検定は同じ問題が繰り返し出題される傾向があります。そのため、合格にはより多くの問題を解くことが重要です。本テキストは100問以上の問題が収録されており、この一冊で十分な経験値を得ることができます。
公式サイトに掲載されていない過去問も収録されている
公式サイトには過去2年分の過去問しか掲載されていません。しかし、このテキストには5年以上前の過去問から掲載されており、より確実に出題傾向を掴むことができます。
各分野ごとに過去問を分類している
本テキストは過去問を羅列するのではなく、すべての問題を分野毎に分類しているため、自身の苦手分野を簡単に認識でき、より効率的な勉強が可能です。
難易度(勉強時間)
試験の難易度は高くありません。問題は選択式であり、試験時間も余裕があります。合格基準も6割以上の特典と比較的緩く、何より同じ問題が繰り返し出題されるので、過去問を中心とした対策をしていれば簡単に合格することができます。
次に合格までに必要な勉強時間ですが、受験する級にもよりますが、2級であれば社会人でも2か月あれば合格できます。学生や主婦など、時間に比較的余裕のある人であれば1か月もあれば大丈夫です。
既に関連業務に従事しているなど、ある程度の知識がすでに備わっている人であれば、より短い勉強時間で合格できるはずです。
受験者数・合格率
2級の合格率は40%程、3級の合格率は60%程になります。
試験情報
- 資格種別:公的資格
- 資格区分:1級、2級、3級、BASIC級
- 受験資格:なし
- 試験内容:筆記試験(択一式)
- 合格基準:およそ60%以上の得点率
- 試験日:10月上旬、2月下旬
- 試験場所:国各地
- 問い合わせ先:中央職業能力開発協会