日本で受験できるTOEFLには大きく分けて3種類のものがあり、それぞれiBT、CBT、PBTというものがあり、この中で最も主流なものがiBTテストです。
この試験ではListening、Reading、Speaking、Writingという英語のコミュニケーションに必須の4つの能力を厳正に審査されるため、読み書きだけが得意なだけではスコアは伸びないといった試験内容になっています。
日本人ならば比較的TOEICの方に慣れ親しんでいる方が多いと思うので、読み書きについてはある程度問題がないという方であっても、SpeakingやWritingといった自分の言いたいことを表現する能力が乏しく、スコアが伸び悩んでいるという方は少なくないと思います。
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TOEFL iBTの勉強法
Pod castによる勉強法
そんな方にお勧めしたいのは「Pod cast」を利用した英会話の勉強法です。
Pod castには第一外国語として英語を学んでいる人に向けた英会話チャンネルがあり、ここではゆっくりとした聞き取りやすい英語でネイティブの会話表現を番組形式でレクチャーしてくれます。
わたしが特にお勧めしたい番組は「English as a Second Language Podcast」というチャンネルで、ここでの会話内容をイヤホンで聞きながらシャドイングするだけでも、英語の発音や口調がだいぶネイティブらしくスムーズになり、飛躍的にSpeakingの能力が向上します。
SNSを有効活用する
またその他に、Writingのスコアを向上させるためにおすすめしたい勉強法はSNSを通じて外国人とメッセージのやり取りをするというものです。
そもそも英語というのはあくまでコミュニケーションツールのうちの一つであるため、相手に何かを伝えるという前提があったうえで表現を学んでいった方が会話表現に関しては圧倒的に習得が早いです。
今の時代、インターネットを利用すれば簡単にチャットの相手くらいは見つかるので、テキストを使ったListeningやReadingの勉強の息抜き程度にSNSを利用してみるのはとても良い事だと思います。
そうすれば、スコアを上げるためだけに勉強してるとよくある目的意識の喪失に陥ることなく、英語を使ったコミュニケーションの根源的な楽しさに気づくことができます。
その他にも洋画を英語字幕でみてボキャブラリーを増やした利する方法であったり、枠にはまらない勉強方法はいくつもありますので自分に合った勉強法を確立して下さい。
最も重要なことは自分自身が常に英語にアンテナを張っておき、興味を持ってそれらを学ぼうとすることであると思います。
TOEFL iBTのテキスト紹介
TOEFLは語学資格の中でもメジャーな資格になるので、テキストも豊富です。
自分が勉強しやすいテキストを利用してもらって構わないですが、公式テキストとされている「Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM
かなり分厚くて勉強嫌いの方には抵抗があるかもしれませんが、練習問題が豊富で解説も分かりやすいので、これから初めてTOEFLの勉強をされる方にもお勧めできるテキストです。
その他にも、「はじめてのTOEFLテスト完全対策
受験者数
毎年8万人程度の方が受験しています。
難易度(勉強時間)
TOEFL iBTは120点満点の試験で、4年制のアメリカの大学に留学する事を考えるとそのうち68点くらいは欲しい所です。
難易度はTOEICと比べて科目が多い分難しく、70点くらいのスコアを取得しようと考えると、もともとの英語スキルにもよりますが半年~1年程度は見ておいた方がいいかと思います。
またこの試験は受験日が高く、TOEICの倍以上の200ドル(日本円で20000~220000円相当)かかります。そのため十分な準備をしてから、一定の成果が見込める実力を有してから試験に臨むのが望ましいです。
試験内容
試験時間は約4時間で行われ、正規の問題の他にも、ダミー問題が紛れています。
- リーディング(70問)
- リスニング(35問)
- スピーキング(6問)
- ライティング(2問)
スコア基準
各セクションで0点~30点の間で、レベルによりスコアを判定します。(合計は0点~120点)
試験情報
- 資格種別:民間資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:なし
- 試験日:年間40回程
- 試験場所:全国の大学など約100ヶ所
- 問い合わせ先:ETSカスタマーサポートセンター