特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者という資格ですが、これは労働安全衛生法に基づく国家資格となっています。
ただ、この資格ですが、技能講習を受講して、修了をする事によって取得ができるようになっています。
この資格ですが、工場内で化学物質を取扱えるようになり、講習を修了すると主任者証が交付されて、証書を取得している人の中から作業についてのリーダーである主任者が選任される事になります。
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特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者の勉強法
資格の勉強法ですが、労働基準協会で講習の受講手続きを行います。申し込みが完了した場合、申込者の自宅に受講票が郵送される事になります。
テキストは、講習を受講する当日に申込者に会場で配布されます。技能講習ですが、この資格の場合、座学で講師の方の説明を聴くというスタイルとなっています。
講習内容ですが、化学物質の取り扱い方法、作業環境の測定、化学物質に関する関係法令となっています。
大学の講義を聴く感じとなっており、受講中は真摯に講師の方の話を聴かなければなりません。講習ですが、開始されますと退出はできなくなります。
大学の講義の場合、途中で退室をしても良いかもしれませんが、技能講習に関しては退出してしまうと講習そのものを放棄したものとみなされます。
特定化学物質に関する講義ですが、衛生管理者や安全管理者の有資格者であれば特に理解し易いに違いありません。衛生管理者は国家資格であり、特に化学物質の取り扱い方法や疾病に罹った際の対処法に精通しているとみなされます。
講習を受講する際、テキストは会場で配布される事になりますが、市販されている関連書籍を読んでおくと講義が理解し易くなります。
通信制の大学で、面接授業を受ける際に「テキストを予め読んでほしいです」とありますが、講義形式の講習では、事前にある程度は知識を得た方が良いでしょう。
この資格は、講義を隅々まで聴いた人であれば、講義後に行われる試験は合格し易いとされています。
また、試験ですが、技能講習の受講者では不合格となった人はいないとされています。
講義中、講師の方が「テキストの、このページを開いて下さい。この部分は、後日行われる試験に出ますので、アンダーラインを引いて下さい」とアドバイスをしてくれます。
アンダーラインを引いた箇所ですが、試験問題として出題されるので講師の方のアドバイスを聴く事は資格取得の必須条件となります。
アンダーラインを引いた箇所は、間違いなく試験に出る事になっており、講習では講師の方のアドバイスは聴いておかなければなりません。
技能講習は二日間に亘って行われます。
受験者数・合格率
- 受験者数:毎年約1,000人
- 合格率:ほぼ100%
難易度(勉強時間)
勉強方法ですが、先述しました、講師の方のアドバイスである「テキストのこのページの、この箇所はアンダーラインを引いて下さい」については、試験合格には欠かせないものとなっています。
ただ、基本的に試験問題は化学物質の取り扱いについて常識的な知識を問う問題が多く出題されており、化学物質の取り扱いについてのある程度の心得が在る人であれば、試験は別に難しくないので二日間の限られた期間であっても合格はできるようになっています。
試験の難易度ですが、常識的な知識を問う問題が多く、化学物質を扱う業務に従事している人であれば簡単なレベルとなっています。
講習内容
- 健康障害及びその予防措置に関する知識(4時間)
- 保護具に関する知識(2時間)
- 作業環境の改善方法に関する知識(4時間)
- 関係法令(2時間)
- 修了試験(1時間)
試験情報
- 資格種別:国家資格(必置資格)
- 資格区分:なし
- 受験資格:18歳以上
- 試験日:毎月1回
- 試験場所:各都道府県
- 問い合わせ先:公益社団法人 東京労働基準協会連合会