ボイラー整備士を受けるにはボイラーや圧力容器の整備の補助を6ヶ月以上、または職場にボイラー圧力容器がある場合は3年以上整備の補助に従事する必要があります。
まずは以前の過去問題を解いていくことが重要です。
ボイラー整備士の試験問題は出題パターンが決まっているため、過去問題を振り返ってみて、同じ問題のパターンを覚えていくことが必要です。
試験では4つの種類の問題が出てくるので、その問題の過去問題をみていくとどの問題がよく使われているのか分析することができます。
まずは過去問を解いていき、よく出てくる問題の答えとその答えの解説を理解していく方法があります。
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ボイラー整備士の勉強法
参考書で勉強する点での要点
独学で勉強するならば、参考書選びが重要です。難しい内容を理解するのは、いかにその問題の解説を分かりやすく説明しているかが要点になります。
そのため、解説付きの参考書には漫画で簡単に説明している本もあるので、その漫画のイラストから仕組みなどを理解するのが良いです。
文字での解説のみだと理解することが難しいので、イラスト付きで解説している参考書を選んで勉強することが良いと言えます。
通信教材で勉強する方法もあります。
通信教材にはDVDがあり、専門の講師が解説を行う映像を見て必要な専門の知識を短時間で理解することができます。
イラストや映像を見て勉強するならば、構造を理解する点で自分の感覚のズレを調整することができるため、良い方法と言えます。
試験問題から理解していく
また、ボイラー整備士の試験は1年で3回受けることができるため、もし、一回目で試験を受けた時に不合格となってしまったならば、その出てきた問題を覚えておいて復習することで自分の苦手なところを克服するようにしておくことができます。
過去問から似たような問題が提出されることが多いので、実際に過去問から似たような問題を探し出して、答えとその解説を確認することで次の試験に備えることができます。
文字だけで分からないならば動画の解説を見ることもできます。
試験問題の点が過去問から探し出すことができなかったならば、ネット上で見つけることができるかもしれないので、検索して問題の解説や仕組みなどを理解することができます。
試験を受けて理解できている問題は忘れないように覚えておくだけで良いので、実際の試験問題から自分の足りないところを見つけて次の試験に備える方法があります。
テキストの紹介
ボイラー整備士試験精選問題集
オーム社のボイラー整備士試験の問題集です。
図や問題の解説が多くあり、問題ごとに要点をまとめているので、もし分からない問題や理解しにくい点があったならばこの問題集から内容を理解していくことができます。
問題数もほどほどにあり、何かの問題集の参考書的なものが欲しい人におすすめできる本です。
ボイラー整備士 過去問題・解答解説集
この本は公式問題以外の問題がのっています。
この問題集はテスト対策としては扱いづらいですが、ボイラーについての知識を増やすことができるので、ボイラーについて理解を深めたい人やもっとボイラーを勉強したい人におすすめできます。
ボイラーの知識が多いため、試験で分からない問題が出てきた時もこの問題集の知識で解くことができるかもしれません。
難易度(勉強時間)
ボイラー整備士の資格の勉強時間は個人差によりますが資格勉強に慣れていないならば3ヶ月ほどで100時間ぐらいの勉強時間が目安になります。資格勉強の経験があるならば、50時間ぐらいとなります。
2級ボイラー技師があればある科目は免除できますが、科目は免除がない場合は少し難易度が上がります。
ボイラー技師と整備士は出題の問題に違いもあるため、ボイラー技師を持っていても合格に有利かもしれませんが、その人たちも勉強する必要はあります。
試験内容
- ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識(10問)
- ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に使用する器材、薬品等に関する知識(5問)
- 関係法令(5問)
- ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識(10問)
合格基準
各科目ごとの得点が40%以上で、尚且、合計得点が60%以上
受験者数・合格率
年度 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 3,226人 | 64.1% |
2017年 | 3,522人 | 67.4% |
2016年 | 3,429人 | 69.8% |
2015年 | 3,782人 | 66.8% |
2014年 | 4,143人 | 64.3% |
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:なし
- 試験日:2月、6月、10月
- 試験場所:安全衛生技術センター
- 問い合わせ先:公益財団法人 安全衛生技術試験協会