エックス線作業主任者とは

エックス線作業主任者は、労働安全衛生法に基づいて都道府県労働局長からエックス線作業主任者免許を受けた者から事業者が専任します。

事業者は、 医療用以外の用途で1メガエレクトロンボルト未満のエックス線を出力する場合に、エックス線作業主任者を専任する義務があります。1メガエレクトロンボルトとは、身近な単位であるカロリーで表現するならば、1秒間あたり、3.83×10−14カロリーとなります。

10−14は、小数点以下に0が14個あります。カロリーに変換すると非常に小さいと感じるかもしれませんが、放射線ですので、1メガエレクトロンボルトは、とても大きなエネルギーになります。

エックス線作業主任者の資格取得する方法

エックス線作業主任者は、満18歳以上の方が、免許を受けることができます。なお、国家試験を受験して免許を受ける方法で免許を取得できます。

また、例外として、①診療放射線技師免許②原子炉主任技術者免状を持つ方③第一種放射線取扱主任者免状の交付を受けた方の①②③に該当する方は、国家試験を受けなくてもエックス線作業主任者の免許が与えられます。

エックス線作業主任者を国家試験で資格を取得する場合には、厚生労働大臣の指定試験機関である公益財団法人 安全衛生技術試験協会が実施する試験を受けて合格する必要があります。

この国家試験は、1年間に2回実施されています。なお、全て学科試験のみであり、実技試験はありません。

エックス線作業主任者の資格取得の基本戦略

エックス線は、X線と書きます。X線が発見された当時は謎の線であったためにX線と名付けられました。X線は、1ピコメートルから10ナノメートル程度の極めて短い電磁波になります。

このためにX線を用いることで、可視光線では、見ることができないものを見ることができます。私達が経験しているのは、病院のレントゲン撮影があります。これもX線を用いて画像撮影しています。

このようにX線は、中を開けなくても中の状態を見ることができる便利なものになります。しかしながら、放射性物質などを用いてX線を発生しているために、取扱に注意を払う必要があります。

そのために、エックス線の作業にあたり、国家資格であるエックス線作業主任者が必要になります。

このエックス線作業主任者は、探傷検査、分析などいわゆる非破壊検査など資格が必要とされている場所は、とても多く存在しています。

エックス線作業主任者の国家試験は、4科目の試験で構成されています。

  1. エックス線の管理に関する知識が10問で30点の配点になっています。
  2. 関係法令 が10問20点の配点になっています。
  3. エックス線の測定に関する知識が10問で25点の配点になっています
  4. エックス線の生体に与える影響に関する知識が10問で25点の配点になっています。

①は1問あたり点、②は1問あたり2点、③は1問あたり2.5点、④は1問あたり2.5点になります。

合格基準が、各科目の得点が40パーセント以上で、かつ、合計点が60パーセント以上となっています。この合格基準をベースに勉強法の戦略を立てます。①の1問あたりの得点が高いために確実に得点することが大切になります。

逆に、得点できないと痛手が大きい科目と言えます。そのために、①のエックス線の管理に関する知識が重要であることが確認されます。

合格基準を満たすための条件は、①の科目が7問、②の科目が5問、③の科目6問、④の科目が6問を正解すれば合格に達します。このバランスの合格基準に設定することは、合理性が高い戦略になります。

なぜらなば、①③④は全てエックス線に直接的に関係する知識を取られているために、①②③はエックス線に相互に関連する知識になります。そのために、効率的に勉強ができます。また、②は法規であり、半分の合格であれば法規の暗記量を大幅に軽減することができます。

エックス線作業主任者の効果的な勉強法

エックス線作業主任者の基本戦略が明確になりました。それでも独学では、心配という方に向けての朗報があります。エックス線作業主任者の講習会が東京と大阪で開催されており、合格に必要な知識を提供してくれます。

この講習会と基本戦略を組み合わせることで、最も効果的に短期間にエックス線作業主任者の国家試験の合格を手にすることができます。

次は、独学でエックス線作業主任者の国家試験の合格を目指されている向けの効果的な勉強法を解説します。

まずエックス線作業主任者の基本戦略に基づいて、①③④は、エックス線に関する内容をまとめて勉強することにより、互いに重複する部分を時短した勉強が可能になります。

公益財団法人 安全衛生技術試験協会の過去問が直近の2回分をダウンロードすることができます。この過去問をダウンロードして、①③④の現在持っている知識を確認します。

基本戦略の解答数に対する正答数を確認します。解答数が少ない方は、基本知識を補充するために、エックス線に関する参考書に目を通すことが近道になります。

他方、十分に解答できている方は、過去5年分の過去問を入手して、前述の戦略で1科目の過去問5年分(10期分)を5回解いてマスターします。

②の法規に関しては、過去問を5年分解くことで、十分に半分の5問の正答率は、得ることができることになります。

30代男

このように必要に応じて知識を補充しながら過去問でトレーニングすることにより、合格圏内に到達することができます。勿論、基本戦略の基づく正答数を達成できれば十分になります。

テキストの紹介

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難易度(勉強時間)

平成28年度のエックス線作業主任者の合格率は、51.8パーセントになります。この数字からエックス線作業主任者の合格の難易度は、中から低になります。このために、比較的合格しやすい国家試験のなります。

エックス線作業主任者の4科目の中で1科目の学習を中心に実施時間を短縮します。解けそうな科目に関して過去問5年分(10期分)を5繰り返し解くことで学習します。

総問題数が、10期分で100問になります。1問の勉強に10分程度必要ですので、1000分になります。つまり、1回過去問を理解して解くのに17時間になります。

①エックス線の管理に関する知識は、7問の正答数が必要になり、完全に近いものである必要があります。そのために、過去問を4回程度必要があります。そのために、68時間になります。

③エックス線の測定に関する知識と④エックス線の生体に与える影響に関する知識は、それぞれ6問以上の正答数であればよいことなります。

こちらは、①よりも少ない時間で十分であり過去問を3回程度解き直せば十分になり、51時間であるため2科目で102時間あれば十分になります。

②関係法令 は、半分の正答率があれば十分になります。そのために、過去問を2回程度を解き直せば十分であり、34時間あれば対応できます。

従って、4科目で204時間が必要になります。このようにエックス線作業主任者の試験の出題と加点の性質を踏まえることにより、初心者であっても効率的かつ効果的に学びことができます。

このように国家試験のポイントは、試験対象の出題傾向を分析した上で、重点をおく科目を明確にした勉強時間の割当てが大切になります。

※あくまで目安なので個人差はあります

試験情報

基本情報

【資格種別】国家資格

【資格区分】なし

【受験資格】なし(免許交付は18歳以上)

【試験日】年3回~6回

【試験場所】安全衛生技術センター

【問い合わせ先】公益財団法人 安全衛生技術試験協会

試験概要

エックス線の管理に関する知識(10問)、エックス線の測定に関する知識(10問)、エックス線の生体に与える影響に関する知識(10問)、関係法令(10問)

 

受験者数・合格率

時期 受験者数 合格率
2016年 5,506人 51.8%
2015年 5,450人 53.2%
2014年 5,444人 59.8%

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