作業方法士の国家資格をとるための勉強法ですが、まず作業療法士の資格はペーパーテストだけでは合格することができません。
正確には国家試験はペーパーテストですが作業療法士の受験資格を得るためには大学や専門学校で作業療法士になるための実習をクリアしないといけません。
つまり作業療法士の資格をとるための勉強とは、国家試験を合格するための勉強と実習をクリアするための勉強、この2つを行うということになります。
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作業療法士の勉強法
実習をクリアするための勉強法
実習をクリアするための勉強は大きく分けて3つあります。
まず1つ目が社会性です。
実習では知識だけではなく社会性も見られます。この社会性がまずくて実習を落ちてしまう人が毎年います。
ここで言う社会性とは挨拶がきちんとできるなど一般的な常識だけではありません。個人情報の観点からレポートでは担当患者さんの名前を本名で書かない。車いすを押しながら急な坂をくだるときは後ろ向きで進むなど医療・介護・福祉的な常識も問われます。
実習の勉強2つ目が担当患者さんの疾患についての知識です。
これは実際に実習先に行ってみないとどういう患者さんを担当するかはわかりません。
しかし自分がどんな病院でどんな実習をしたいかは事前に希望を言うことができます。もちろん全ての希望が通るわけではないですが希望を言うのと言わないのでは実習先が大きくことなります。
自分の得意な分野があればその分野が活かせるような実習先に行くことができるよう事前に言っておく方が良いでしょう。
3つ目の勉強が作業療法士の知識についてです。
現場では指導係の先生に「この疾患はどんな症状がでるの?」ときかれることが多々あります。
そこで基本的な疾患や身体のしくみなどは事前に持ち歩くメモ帳などにまとめておいていつでも答えられるようにしておく必要があるでしょう。
国家試験を合格するための勉強法
国家試験を合格するための勉強法は、消去法に強くなる。これに尽きます。たとえば試験で人間が歩き始めるのはいつ頃かという問題が出たとします。
これを1歳と覚えてしまうとこの人は応用がききません。1歳半という選択肢が出たときに1歳としか覚えてない人は1歳半が他の選択肢と比べて正解かどうか判断できないからです。
個人差はあるが2歳や3歳では一般的に遅すぎるといった幅のある覚え方、選択問題においてこれは間違いと選択肢を除いていき消去法で解答できるスタイルが試験には強いです。

まずは試験の特性をしっかり理解することが大事です!!
作業療法士のテキスト紹介




受験者数・合格率
年度 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 6,358人 | 71.3% |
2017年 | 6,164人 | 76.2% |
2016年 | 5983人 | 83.7% |
2015年 | 6102人 | 87.6% |
2014年 | 5324人 | 77.5% |
2013年 | 5285人 | 77.3% |
2012年 | 5821人 | 79.7% |
2011年 | 5834人 | 71.1% |
2010年 | 6469人 | 82.2% |
難易度(勉強時間)
作業療法士の国家試験合格率はおおむね7~8割前後と比較的安定した推移をたどっています。
この数字からわかるように大学に入学しみんなと同じペースで勉強すれば合格するのが多数派です。
つまり所定の大学に入学できた時点で国家試験に合格できる確率あ高いと言えるでしょ。
勉強時間についてですが、本格的に時間をかけるのは最終学年の秋頃から1日3~4時間の勉強時間で充分でしょう。
それ以前は実習などで時間をとられ国家試験の勉強をすることはどのみち難しいです。
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格法令:業務独占資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:あり
- 試験内容:筆記試験(択一式)と口述試験
- 合格基準:合格発表後に掲示
- 試験日:2月下旬
- 試験場所:全国主要都市
- 問い合わせ先:厚生労働省医政局事課試験免許室