ビジネス社会では、あらゆる情報が存在します。
企業の経営に関する情報では決算書関係書類。ホワイトカラーの部門では、販売情報、顧客情報。技術部門では、製品やサービスに関する開発情報等と実に幅広い情報があります。
これらの情報を一元管理して、必要な時に必要な情報を取り出しで活用することは、競争が激化している世の中において、迅速経営判断、戦略判断をするために情報の一元管理が需要になってきます。そのためには、オフィスで働くビジネスマンもOLも文書管理に対する認識を新たにしなければなりません。
会社の貴重な資産とも言える情報を体系的に管理して、有効活用できることが重要になってきます。これらの情報を一元管理して有効活用できるスキルを持った人の指標として、ファイリング・デザイナー検定があります。
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ファイリング・デザイナー検定の勉強法
ファイリング・デザイナー検定とは?
この資格は1~3級の3段階のレベルがありますが、2、3級の問題レベルは他の資格と比べても、難しさはそんなに高くないと言われています。但し、1級になると合格率は40%前後をなってくるので、専門的な知識を習得する必要があります。
ファイリング・デザイナー検定で合格するために
試験の難易度がそれ程でもない2、3級であっても、ます、ファイリングという概念を大まかに理解しておく必要があります。企業において、情報というと、従来から存在している紙文書の他に、データや電子化された電子文書、電子データもあります。
これらの情報や電子文書、データを組織別・ジャンル別・日時別等と多し面的な角度で、一元管理していく文書管理という体系だった仕組みなり、システムで管理・運用していくこととなってくるのです。このような概念と理解することで、この検定の試験に臨むことになってきます。
しかし、1級は前述の通り、レベルがかなり高くなってきますので、より高い専門性の知識を習得しておく必要があるのです。
1級合格を目指す
この検定で1級に合格するためには、情報管理において、経営的な観点から情報を活用する必要性、重要性を理解できる勉強方が必要です。そのためには独学だけでなく、受験に向けた集中的な外部講習を受けてみることも効果的な勉強法です。
ビジネスにおけるファイリング方法の考え方は、基本的なおおきな変化はありません。但し、時代の移り変わりで、IT活用の台頭、情報セキュリテの要求が増してきて、ファイリンに必要なハードやソフトのシステム形態が変わってきただけなのです。
ファイリングの基本的な概念さえ理解できれば、後は、関連する知識を深堀りするだけなのです。
受験者数・合格率
2013年
– | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
1級 | 非公開 | 23.5% |
2級 | 非公開 | 47.9% |
3級 | 非公開 | 66.7% |
合格基準
70%程度の正解率(目安)
難易度(勉強時間)
難易度が決して高くない2級と3級であれば、勉強時間は1日1時間、1か月程の勉強時間で過去問題集を解くことで、受験対策は可能と思われます
しかし、1級になると、より専門性の高い問題も出題されることから、文書管理に関する考え方、関連する法律、文書の種類、及び技術的な面での最新動向を理解しておくことが重要です。
外部研修の受講、通信教育コースの選択等を含め1日3時間程度の勉強は継続してもらいたいものです。これらの取組みと少なくとも半年間は継続してもらいたいと思います。
試験情報
- 資格種別:民間資格
- 資格区分:1級、2級、3級
- 受験資格:なし
- 試験内容:筆記試験
- 試験日:6月、12月
- 試験場所:全国主要都市
- 問い合わせ先:一般財団法人 日本経営協会 検定事務局