初学者で独学ですと、勉強をした感触では平日は1日1時間、休日はもう少し勉強するとして大体2カ月程度は勉強期間があったほうが良いと感じました。
勉強方法としては、まずは「貸金業務取扱主任者 合格教本」というテキストを一読するところから始めました。
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貸金業務取扱主任者試験の勉強法
初学者で難解な法律用語にも慣れないため最初は苦戦しましたが、極度方式貸付(所謂カードローン)など、生活している上で身近に感じられる項目も多かったので、その場合は極力身近な例をイメージしながら覚えました。
使用したテキストには各単元ごとに基本的な例題もついており、その単元を理解するのにかなり役に立ちました。
テキストを読んでいる段階では問題集はまだ使用せず、ひたすらテキストを読み進めていきました。よくわからない項目なども出てきましたが、まずは気にせずひたすらテキストを読み進め、単元ごとに確認でついている基本問題を解き、前に前にと進みました。ページを進むことで、勉強が進んでいる気持ちにもなるので、やる気アップにもつながりました。
なんとかテキストを一回読破したのち、今度は「らくらく突破 貸金業務取扱主任者 ○×問題+過去問題集」を使用してひたすら問題を解くことに専念しました。
テキストを1回読んだだけですので、もちろんどの問題も意味を理解し、回答するのに時間がかかりました。
わからない問題はその都度、テキストではなく問題集の「解答」をみて、解説にマーカーを引いたりしていました。「らくらく突破 第3版 貸金業務取扱主任者 ○×問題+過去問題集」は、過去に出た問題が数多く載っていますので、似たような問題も多く載っていますが、似たような問題を多数解いていくことでより理解を深めることができました。
貸金業取扱主任者の試験問題は、「この中から1つ選べ」ではなく、「この中で合っている回答は何個あるか」と、個数を回答させる問題も多く出ます。
ですので、とにかくうろ覚えだとひっかけ問題にひっかかってしまいますので、年数や金額などの数字はひたすら問題を解いて、反射的に回答できるように覚えこんでいきました。
わからないなりにひたすら問題数をこなしていくと、大体の問題の傾向とそれに対する回答のパターンがわかってくるようになります。そうすると、「こういった問題のパターンではこの言い回しの回答は間違い」といったことも判断できるようになってきました。
このようにして、問題集は3回ほど解き、問題と解答を覚えこんでいきました。
テキストの紹介
「貸金業務取扱主任者 合格教本
独学で勉強すると決めたときにテキスト選びでかなり悩んだのですが、アマゾンの評価が高かったこのテキストを選んで正解でした。
このテキストは図解が多く、難解な法律の言い回しに苦戦した時も図解のおかげで理解することができました。
このような法律系の資格は、言い回しがまわりくどかったり、用語が専門的でよくわからなかったりするのですが、書き方もやさしく書かれていますので理解しやすく、初学者にもとっつきやすかったと思います。
こちらの問題集を3周もすれば本試験でもあわてず回答できるようになっていると思います。
難易度(勉強時間)
試験の難易度は中級くらいかと思います。
独学でも合格はできるけれども、それなりに勉強はしないと合格は難しいと思います。
社会人で、仕事をしながら勉強される方も多いと思いますが、平日仕事終わってから1時間、休日はもう少し勉強時間をつくるとして、2カ月くらいは勉強期間があったほうが良いと感じました。
ただ、既に宅建やその他法律系の資格の勉強をしたことがある方については、試験範囲がかぶる部分もあるのでもう少し短期間の勉強でもよいかもしれません。
受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 9,958人 | 31.5% |
2017年 | 10,214人 | 32.5% |
2016年 | 10,139人 | 30.5% |
2015年 | 10,186人 | 31.2% |
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:なし
- 試験内容:筆記試験(択一式)
- 合格基準:50問中約30問以上の正解率
- 試験日:11月中旬(年1回実施)
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:日本貸金業協会