社会福祉士の試験は、どの科目もそれなりに点数を取らなければいけませんので、それぞれの科目を順に完璧に覚えていくのではなく、全科目をまんべんなく、何度も勉強することが大事です。
出題科目が19科目と幅広いので、いかに出題傾向を見極めれるかがポイントになります。独学では厳しいので、通信講座やスクールなどに通う方が良いでしょう。
まずは各科目の要点を掴もう
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社会福祉士のテキスト紹介
見て覚える 社会福祉士国試ナビ
各科目の全体像を分かりやすく解説しているので、これから勉強を始める方にはオススメできます。
社会福祉士国家試験模擬問題集
問題数が多いので試験の傾向を読むには最適です。
勉強時間の目安
試験にチャレンジする受験者の多くがある程度の予備知識があると思うので、150時間~200時間ぐらいの勉強期間があれば合格できるレベルに達すると思います。
合格基準
- (ア)問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者
- (イ)アを満たした者のうち、18科目群すべてにおいて得点があった者
受験者数・合格率
年度 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 41,639人 | 28.9% |
2017年 | 43,937人 | 30.2% |
2016年 | 45,849人 | 25.8% |
2015年 | 44,764人 | 26.2% |
2014年 | 45,187人 | 27.0% |
2013年 | 45,578人 | 27.5% |
2012年 | 42,841人 | 18.8% |
試験難易度
60点が合格ラインの下限になりますが、過去5年間の合格ラインの点数を見てみると、
- 2012年:72点
- 2011年:81点
- 2010年:81点
- 2009年:84点
- 2008年:85点
この統計を見ると、合格するには、最低でも80点以上は取らないと厳しいと言えます。全てマークシート問題と言えども、かなり難易度が高い資格だと分かります。
試験情報
資格種別:国家資格
【資格法令】名称独占資格
資格区分:なし
受験資格:福祉系大学(4年制)を卒業、福祉系短大(2、3年制)大学を卒業後に養成施設で1年以上勉強など
試験内容:筆記試験(多肢選択式)
試験日:1月下旬
試験場所:全国各地
【受験料】7,540円
問い合わせ先社会福祉振興・試験センター
試験情報の詳細は「社会福祉士試験の難易度・合格率・試験日など」で掲載しています。
よくある質問
受験資格を得るまで一般的なルートは?
社会福祉系の4年制大学で必要な単位を取得して受験するのが一般的です。
一般の大学を卒業された方は、2年間、指定の養成施設で勉強すれば受験することが可能です。
資格を取ればどんな仕事ができるの?
試験に合格して登録することにより、社会福祉士として活躍することができます。福祉施設や児童相談所、介護保険施設など活躍の場は沢山あります。
社会福祉士の仕事に関しては、姉妹サイト「職業探しの広場(社会福祉士)」を参照して下さい。
皆さんの勉強法を掲載
かなり苦労した・・・
私は大学現役合格ができず、社会人1年目にして合格できました。
日々仕事を覚えるのに精一杯ななか、社会福祉士ワークブックが専門科目と共通科目に分かれているので、それをひたすら音読しました。
その中でも出題頻度の高い項目は蛍光ペンで色づけしましたが、基本的に音読のみ行います。
音読を繰り返し、最終的にはワークブック4周くらい音読し、最後に過去問をさらっと解きます。
すると音読で耳に残っているのかあまり間違えることなく解け、国家試験でも合格できました。
渡辺 20代男性正社員 2015年12月11日
ユーキャンのテキストを利用
ユーキャンを利用して取得しました。薄いテキストで最初は心配でしたが、内容が非常に分かりやすくて効率よく勉強することが出来ました。特に「チェックドリル」は非常に分かりやすく、試験の直前対策として活躍しました。小さいのでカバンにすっぽり入り、持ち運びにも便利です。肝心の仕事にはまだ就けていませんが、今後じっくり転職活動していきます。
さーちゃん 20代女性正社員 2015年11月28日