まずは、自分の得意科目と苦手科目を把握するために過去問題を1年分解きます。
学生の時に学んでいて得意な科目や、実務(分析業務、サンプリング等)で馴染みがある科目、逆に回答の見当がさっぱりつかない科目もあるかと思います。
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公害防止管理者の勉強法
この試験は大体出題されやすい問題は決まっているので、過去問題を解いて勉強することは大変有効です。
過去問題を解いたら、間違えた部分について何故間違えたか、何がわからないかをハッキリさせます。
法律や分析方法がわからなければ公式テキストを参考にしたり、インターネットで調べるといいです。
計算問題については、公式を丸暗記することで対応できるので、(掛け算、割り算ができれば大丈夫なレベル)苦手意識があるようなら何年分か似たような問題を解き、反復練習をしておくといいです。
試験では、各科目全てを合格する必要があります。(試験科目は受験の科目や区分によって異なります)なので、何年分かを解いては答え合わせ、復習を繰り返し、極端に点数が低い科目については合格基準を満たすレベルまで引き上げる必要があります。
化学や物理が理解しづらいようであれば、高校レベルの参考書を用意して基礎から勉強することをお勧めします。
法律については語呂合わせを考えたり、分析方法については図を描いたりして覚えました。
各科目で合格点を抑えられる位の実力がついたところで、最近の環境関連のニュースをチェックしたり、法律の改正、JISの改定(分析方法の変更)がないかも確認しておくといいです。
時事問題として最近変更があった事柄については特に出題されやすい傾向があります。
そういう点でも、公式テキストは可能であれば受験する年に発売される物を購入しておくとベストです。
しかし、大まかな内容についてはほぼ同じなので法律の新改正に注意しておけば数年古い物でも十分対応が可能です。
受験が1ヶ月前位に近づいたら、本番と似たような条件で時間制限を設けて、時間内に問題を解く練習をします。
時間配分の感覚を意識しておかないと、最悪全ての問題が解けずに途中で試験が終了してしまうということもありえます。
この試験はマークシート方式なのでわからなければ後回しにして次の問題に進むことも考えなければいけません。本番前のシュミレーションは大いに役立ちます。
苦手分野の再確認を行い、底上げをしていくことも大事です!
公害防止管理者試験のテキスト紹介
公害防止管理者試験 攻略問題集
過去6年分の過去問が掲載されています。冒頭でも言いましたが、試験対策で一番有効なのが過去問を解くことなので、時間があればまずは掲載されている過去問を全て解いて問題の傾向を掴んでください。
受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | 22,741人 | 27.2% |
2017年 | 24,332人 | 24.8% |
2016年 | 24,690人 | 25.8% |
2015年 | 25,562人 | 25.5% |
2014年 | 25,989人 | 25.0% |
2013年 | 27,328人 | 19.8% |
難易度(勉強時間)
実務に直結する試験だったこともあり、仕事中も試験勉強をしているような環境だった為、1日2時間×3ヶ月程度で合格しました。休日は5時間程まとまとまった時間勉強しました。
試験科目に元々馴染みがない場合、分析や設備の問題がイメージしづらく苦戦することが予想されます。化学や物理に苦手意識がある場合、そちらを克服する必要もあるので倍の時間をかける必要があります。
合格率は2.3割程度ですが、合格した科目については翌年以降同じ受験区分の場合2年間は受験免除となるため、その分不合格だった科目にゆっくり時間をかける事もできます。
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:大気関係第1種~4種、水質関係第1種~4種、一般粉じん、特定粉じん、騒音・振動関係、ダイオキシン類関係、公害防止主任管理者
- 受験資格:なし
- 試験内容:筆記試験(五者択一式)
- 合格基準:各科目60%以上の正解率
- 試験日:10月上旬
- 試験場所:全国主要都市
- 問い合わせ先:一般社団法人 産業環境管理協会