電気主任技術者(第三種)の独学勉強法【試験対策・勉強時間など】

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第三種電気主任技術者の受験対策は、とにかく得意分野を増やすことです。同様分野の電気工事士のような単純な試験ではないためです。

定理や法則を学んで、それを使って計算していく、考えていく試験です。

ですから、過去問題と解説を知識が無い状態で読んだとしても理解ができません。

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目次

電気主任技術者(第三種)の勉強法

単語帳で覚えていくというような単純な勉強方法も通用しません。基本テキストで勉強をして知識をつける➡演習をする、の繰り返しと、60点で合格できるんだ、という割り切りの2つが大切です。

60点で合格できるということは、全体を広く浅くやるよりも、6割~7割の分野・内容を徹底的にやりこむ方が効率的です。

理論・電力・機械・法規の4科目の中で1番初めに勉強するべきは理論です。

理論は電気の基本(オームの法則や交流など)を勉強するのでとにかくこれが理解できないことにはほかの科目に対応できません。

ただし、理論は内容としては基礎なのに計算問題が多いため合格率が低い科目でもあります。60点で合格する試験と割り切り、とにかく得意分野を増やしてください。

「直流」「交流」「静電気」「電磁気」の4つ他の科目との関連性も高く、過去問題の繰り返し演習である程度対応できる科目です。また、計算でつまづくようなら数学へ戻りましょう。

次に手を付ける科目は「電力」です。電力は発電から家庭への送配電の過程を学習します。文章問題と計算問題は4:6ぐらいです。

計算問題は機械とかぶる部分もありますが、基本機械より簡単なので初学者にとっても2科目目は電力がおすすめです。

特に発電のところは計算のパターンが決まっているので得意とすれば確実な得点源になるでしょう。

次に「法規」に取り組んでください。理由は電力と法規の計算問題がほとんど同じだからです。

法規は法律ばかり出題されるように思いますが、計算と法令の割合は4:6です。法令をすべて暗記することは不可能ですから、とにかく計算問題で得点を稼ぐほうが良いです。

初学者の場合はここまでで1年ぐらいかかりますので、科目合格3科目➡1年後に残りの機械をとる、のが良いでしょう。

「機械」については「発電機・電動機・変圧器」で全体の5割程度得点できるようになりますので、まずはここを徹底的に得意分野になるようにしてください。

次に照明、電熱、電気化学あたりは初学者でも理解しやすいので、こちらを仕上げて60点で合格できるようになりましょう。

タロウ

勉強する順番は非常に重要です!!

電気主任技術者(第三種)のテキスト紹介

第3種電気主任技術者のお勧めテキスト・参考書・問題集・過去問を紹介

テキストの売れ筋ランキング

受験者数・合格率

2012年

区分受験者数合格率
第一種1次1,627人22.8%
第一種2次699人9.7%
第二種1次7,034人24.9%
第二種2次304人13.5%
第三種49,452人5.9%

勉強時間(難易度)

電験三種は合格率が10%を切る試験です。悪いときは5%程度。

初学者の場合は2年計画が良いです。電験三種は科目合格留保制度があり。3年間で4科目揃えば良いです。

次に、暗記の試験ではなく理解して、法則や定理を使っていく試験です。勉強計画をたてることは大切ですが、1つの単元を理解できないまま無理やり計画通り進めると、後で分からないことが山積みになってしまい、結局1からやり直すことになりかねません。

また、計算でつまづいた場合はめんどくさがらずに数学に戻りましょう。計算の試験とも言えるぐらい計算をたくさんする試験です。

目安時間としては、1日1時間、休日3時間程度で2年もあれば合格できるのではないでしょうか。

合格基準

およそ60%以上の得点率

試験情報

  • 資格種別:国家資格
  • 資格区分:第一種、第二種、第三種
  • 受験資格:なし
  • 試験日:9月
  • 試験場所:全国各地
  • 問い合わせ先:一般財団法人 電気技術者試験センター

試験情報の詳細は「電気主任技術者試験の難易度・合格率・試験日など」で掲載しています。

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