CATV技術者の資格を取得するには事前に2~5日間の講習を受講してから試験に合格する必要があります。
※試験区分により講習期間は異なります。
ここでは講義の内容から試験対策まで簡潔に解説しているので受験を控えている方は参考にしてみて下さい。
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CATV技術者資格制度の勉強法
全科目に共通して、日本CATV技術協会発行のテキストを購入し、本試験の前に講義を受けます。
テキストは全科目分購入して揃える必要があります。本試験前の講義にて、テキストの中から試験に出る箇所と範囲を教えてくれますので、ひたすら付箋を貼りまくります。
講義に必要な物の中に付箋とマーカーがあります。
付箋は1セットではなく、大量に持って行った方がいいです。また、細すぎるとメモがしにくく、太すぎると訳がわからなくなるので、5mm×5cmくらいの付箋を5色くらい用意することをオススメします。
実際の試験では、教えてもらった箇所、範囲の中から出題されます。テキストを全部読んだり覚えたりする必要はありません。特定の場所だけ丸暗記しましょう。
法規試験
科目の中で法規だけは、講義当日に試験があります。
法規だけはテキスト持ち込み可能なので、大量に貼った付箋の中から試験問題に該当する箇所を選んでマークします。
付箋を貼る量が多いので試験の最中に逆引きできるよう、付箋にメモができれば満点を狙えるでしょう。
法規以外の科目
法規以外の科目は、講義とは別の日に試験があります。全科目を一気に受験することも可能です。
その際は丸暗記の範囲が膨大になりますので、2年とかに受験を分けられる人はその方が確実に合格できると思います。
勉強法は、ただひたすら付箋の箇所を暗記します。対数など計算問題もありますが、関数電卓持ち込み可なのと、講義で関数電卓の使い方を教えてくれますので、理解する必要はありません。
数学Ⅰを完全に忘れていても心配しなくていいでしょう。法規は午前中講義、午後に試験でした。
法規以外の科目は丸暗記で対応できるのですが、その中でも受信調査と施工は難しいです。覚える範囲が広いためです。
講義も長く、付箋を貼る箇所、マーカーで色付け指示がある箇所が大量にあるので、講義中は気を緩めてはいけません。
少しでもボーっとしてしまうとどんどん講義がすすんでいきますので、講義に全力を傾けてください。
試験は必ず講義の範囲から出題されます。理解は促してくれませんし、出題範囲しか内容がありません。
法規以外の科目は、1科目につき講義が1日です。5科目受験する方は5日連続付箋を貼りまくる必要があります。
基本的に日常業務でCATVの技術に触れていれば基本的な内容が多いです。全くの初心者の方は通信に少し触れた方が分かりやすいかもしれませんが、丸暗記が出来るようなら必要ないでしょう。
もし通信に触れるのであれば、QAMの概念やdBについて予習しておいてもいいかもしれません。
試験に合格したら何年かに一回論文の提出と共に資格の更新手続きが必要です。その時、再度テキストを購入する必要があります。
丸暗記の内容についてですが、ほとんどが数字になります。数字の羅列とアルファベットの組み合わせを暗記するのは苦行です。
語呂合わせで覚えるしかないのと、表になっている部分は見ずに丸写しできるほど暗記しないとだめです。そういった箇所が1科目につき80項目ぐらいあると思って下さい。
出題範囲と内容は毎年変わりますので、受験体験記はあまり参考になりません。講義が全てです。
暗記ですが、講義から試験まで2週間~1カ月程度期間が空きます。本試験前の3日前から準備すれば、合格はかなり近くなります。
1科目につき1冊テキストがあるので、付箋を貼り終わったら不要な部分は切りました。持ち運びが大変なのと、前後のつながりは試験にまったく関係ないので、軽量化して大丈夫です。
付箋箇所全部が出るわけではありません。講師と問題作成者は別らしいので、若干のズレを感じる部分もありました。
具体的にはこんなところに付箋を貼るように言っていないのに出題された。という意味です。
また、講師の声が異常に小さい講義の回もあるそうなので、そういった場合はいち早くマイクを利用するように依頼したほうが身のためです。
合格するためには難しい試験ではなく、大変な試験です。
試験難易度
付箋の箇所を丸暗記、計算方法を1科目につき2パターンくらい理解していれば合格はたやすいです。それでも1科目につき1日は勉強にあてました。
アルファベットの略字(ONU、SMTP、TCPなど)が大量に出てきますので、混同しないように注意しました。
CATV業界に従事していれば、見慣れた文字ばかりなので、さほど違和感はありませんでした。
今はもう現役でない技術も出題されますので、イメージが湧きづらいものもありましたが、丸暗記で対応可でした。
合格率
合格率は50%程
基本情報
- 資格種別:民間資格
- 受験資格:なし
- 試験日:年一回実施
- 試験場所:全国主要都市
- 問い合わせ先:一般社団法人 日本CATV技術協会