電気工事士試験には第1種と第2種がありますが、ここでは第2種の勉強法について記載していきます。
第2種電気工事士試験は、まず筆記試験があり、それに合格して初めて技能試験が受けられます。
ですから、まずは筆記試験に合格することが大事です。
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電気工事士(第2種)の勉強法
筆記試験は、電気に関する理論や法規、複線図等が出題されます。100%理解しようとすると結構時間がかかります。短期間で合格したければ、過去問を中心に学習することをお勧めします。
また、計算問題は電気の基本的な公式(オームの法則や電力を求める公式など)を勉強しておきましょう。技能試験は、公開された問題の中から一問出題されます。
これはとにかく練習が必要です。逆に言うと十分に練習すれば確実に合格できる試験だと言えます。
ただし、公式を覚えただけですんなりとけるわけではないので、過去問を繰り返し解き出題傾向を把握しておくことが重要です。
機器・工具の問題では、似たような・紛らわしい機器・工具の特徴を覚えておくのがコツです。
実技の試験は、お金がかかりますが必ず事前に工具と資材を買い揃え、何度も出題候補問題を解いておきましょう。また、配線図を短時間で描けるようにすることと、軽欠陥・重大欠陥を暗記しておくことも大切です。
電気工事士(第2種)のテキスト紹介
第2種でこれから勉強される方は、「ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格」をお勧めします。カラー写真が豊富で分かりやすく、解説も丁寧にしているので実務経験の無い方でも勉強しやすいと思います。
過去問に関しては「ぜんぶ解くべし! 第2種電気工事士 筆記過去問」を利用して、「これだけ覚える第二種電気工事士―スラスラ読める要点まとめ&一問一答問題集」も併せて利用すると良いでしょう。
勉強時間の目安
大体、1日1時間やれば、1ヵ月から2ヵ月程度の勉強期間で合格できるレベルに達すると思います。
2種に関しては年2回試験を実施しているので、一回目は何となく受けて二回目から本気で取得を目指せば、遅くても1年以内に取得できるでしょう。
試験概要
試験は第1種、第2種共に筆記試験を実施して、合格者のみが技能試験に進むことが出来ます。
合格基準
- 筆記試験:100点満点中70点以上
- 技能試験:一定の基準
受験者数・合格率
2017年
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
一種筆記 | 38,427人 | 47.0% |
一種技能 | 24,188人 | 63.7% |
二種筆記 | 112,379人 | 59.1% |
二種技能 | 81,356人 | 68.8% |
試験難易度
国家資格の中ではかなり簡単な試験に分類されます。
但し、技能試験に関しては実技があるので、実務経験の無い方からしてみれば難しく感じるかもしれません。
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:第1種、第2種
- 受験資格:なし
- 試験日:第1種:10月~12月、第2種:6月~7月・10月~12月
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:一般財団法人電気技術者試験センター
よくある質問
独学でも取得可能?
基本的に知識が全くない方でも、独学で十分取得可能ですが、他の試験と違って実技があるので、実務経験が無い方など不安な方は通信講座など利用するのも一つの手です。
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