小、中、高等学校などの教員免許状は、大学の教育学部で4年間講義、実習をうけ、単位をとれば取得できます。
実際、筆者も教育学部にいましたが、教員免許状が取れないコースにいたにもかかわらず、自力で進んで単位をとれる講義を受け、中、高教員免許状を取得しました。教育学部がある学校なら100%自分で努力すれば取れます(私のいた大学は小学校の教員免許は例外でしたが)。
教育学部がなくても大学卒業後に科目履修生として大学に入り直して必要な単位を取得すれば大丈夫です。
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教員免許状の勉強法
難しい講義
講義内容は大学受験をしてきた学生さんならそんなに難しいものはないと思います。
ですが、その大学教授によっては困難な課題を出すところがあります。
例えば小学校の教員免許取得について、私の大学の初等体育の講義の課題は、サッカーのリフティングが10回出来ること、バスケットボールのゴールに30秒以内にゴールを10本決めることなどがありました。
これは運動神経のいい人には出来そうな課題ですが、そうでない人には何度も練習して努力を要する課題でした。
初等音楽の講義の課題はピアノ、リコーダー演奏がありました。簡単な曲でしたが練習は必須です。
さらに、初等教育の講義には模擬授業を行う場合も多く、考えることが好きな人には楽しいのですが、正直面倒くさいです。人前で何かをするのが苦手な人には困難な課題です。
(そもそもそのような人は教員には向いていません。)
また、個人的には日本国憲法の課題が難しかったです。ですが、憲法は教員採用試験でも出る項目なので要勉強でしょう。
勉強法について
具体的な勉強法は講義によって異なります。講義によって試験のある、なしがあります。
ただ、試験ですがテキストをただ復習するだけではいけないものもあり、想像性をためされるものもあります。
なので日頃から講義をまじめに受け、教授の話をよく聞いておくことです。
ですが、大体課題はレポートなので、講義にきちんと出て話を聞き、ノートをとっていればその復習をして想像力を働かせて文章を考えれば単位はとれるでしょう。
模擬授業の勉強は、教材研究をして友達同士で発表を何度も見せ合い練習することです。グループワークになることが多いので、仲間たちと協力する協調性が求められます。積極的にアイディアを出しましょう。
また、グループの発表の場合、生徒役より教師役になることをお勧めします。そのほうが教員採用試験でもいかされるので。
テキストの紹介
難易度(勉強時間)
前述したように、教員免許状は講義をうけて実習をすれば取得できるので、他の国家資格よりそんなに難しくはありません。
ただ、時間がかかります。たくさんの講義と実習を受けなければありません。レポートなどトータルの勉強時間を考えると、大学生活四年間を圧縮して2年ほどでしょうか。(短い?)
一番大変なのが教育実習です。
実際に授業をするとなると教材研究に大変時間がかかります。私の周りの友達は深夜まで大学に残って準備をしていました。
また特別支援学校にいくなど観察実習もありますがそれは比較的簡単です。レポートを書くだけなので。