司書教諭になるまでの流れ【教職課程・教育実習・教員採用試験】

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司書教諭になるためには、中学・高校の教員免許を取得するための教職課程を受けられる大学に入学しなければなりません。

教職課程にはさまざまな授業があります。

全ての授業の単位を取得できなければ、教員免許は取得できないので、ひとつひとつの講義を真面目にこなさなければいけないのです。

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目次

司書教諭になるまでの流れ

司書教諭と教職課程

基礎の教職課程を受けながら、司書教諭講習科目を受講し、こちらも必須科目の全ての単位を取得することが必要です。

教職課程・司書教諭講習科目の授業は、真面目に授業に出席して教員の話を聞いていれば、試験に合格できます。

教員が「ここがポイントである」というセリフを聞き漏らさない、ノートを必ずとって講義の流れをつかむ、試験に関する注意事項は必ずメモをする、といったことに気をつければ大丈夫でしょう。

最近の大学は出欠に厳しいので、授業には毎週出席するようこころがけることが大切です。

教職課程の授業は、1限と5限(あるいは6限)に配分されていることが多いので、教員免許を目指す人は1日中大学にいることが多いです。それが4年間続きます。

これが辛くて途中でやめる方もいます。

司書教諭を希望する方は、ただ教員免許をとる以上に単位を多く取得しなければならないので、実直に物事を進めていくことが求められます。

教育実習・養護学校実習

教員免許をとるためには、3週間の教育実習と10日間の養護学校(介護ホームなど)実習があります。

教育実習では授業を実践し、養護学校では障害者の子どもと触れあいます。

教育実習で良い点をとるためには、いかに学習指導要領に則った指導計画書を作れるか、そして、それを実行できるかにかかっています。

日々の生活の一挙一動が査定の対象になりますので、服装・髪型・言動が生徒の規範となりえているか注意しながら、「教員」らしく振る舞うことが求められます。

ここでも「真面目」であることが大事なポイントです。

教員採用試験

公立の教員を受ける場合には、都道府県別に教員採用試験を受けなければなりません。

都道府県別に採用基準や試験対策が異なりますので、自分が希望する都道府県の対策と傾向をつかむことが大切です。基本的には過去問を何度も解くことで、その傾向をつかむことができます。

面接では、口コミを調べることが大切です。

公立で男女別を採用している県、公立の男女共学を推奨している県、教育基本法を覚えていることを重視する県など、さまざまです。

面接で何を聞かれることが多いかは、口コミサイトに載っていることが多いので、1次試験に合格された方は要チェックです。

テキストの紹介

・田中敬『図書館教育 (日本近代図書館学叢書)

司書教諭の基本的な一冊です。多くの大学で授業に用いられています。

・堀川照代・中村 百合子著、根本彰監修『インターネット時代の学校図書館―司書・司書教諭のための「情報」入門

インターネットで効率よく書籍を探すための方法が載っていて、司書として働くことを考えたときに便利です。

・『司書教諭の任務と職務

司書教諭の基本的な一冊です。多くの大学で授業に用いられています。

・『司書教諭・学校司書のための学校図書館必携 ーー理論と実践

学校図書館に司書が必要になった経緯など、理念が多く書かれています。

難易度(勉強時間)

司書教諭の免許は、四年制大学で中学か高校(あるいは両方)の教職課程を経て教諭免許を取得したうえでないと、取ることが出来ません。

司書教諭はそのための試験はないのです。

ただし、教職課程は4年間授業で単位を取らねばならず、そのうえで3週間の教育実習と10日間の養護学校実習を受けねばならないのでハードルは高いです。

公立の教員を目指す場合は、都道府県別の教員採用試験をそれぞれ受けなければいけないのがポイントです。

教員採用試験については、都道府県ごとに対策が異なるので、それぞれで対策を練ることが必要です。

試験情報

  • 資格種別:公的資格
  • 資格区分:なし
  • 受験資格:あり
  • 試験日:実施機関により異なります
  • 試験場所:全国の大学など
  • 問い合わせ先:文部省 初等中等教育局児童生徒課指導調査係

試験情報の詳細は「司書教諭試験の難易度・合格率・試験日など」で掲載しています。

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