指定自動車教習所指導員の勉強法として「運転技能」「技能教習に必要な教習方法」「学科教習に必要な教習方法」「法令」「教育」「教則」に分けてそれぞれ記載していきます。
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指定自動車教習所指導員の勉強法
運転技能
教習指導員として必要な自動車の運転技能(技能試験85点以上)(運転免許試験場の技能試験の基準による)に関しては、教習所内のコースや最寄りの免許センターの開放日などを利用して、ただ「走る」練習ではなく「法規走行」を身につけることを意識した練習を行います。
また、同乗者をおき必ず第三者からの目で自らの運転を評価してもらうようにします。
技能教習に必要な教習方法
技能教習に必要な教習方法(面接試験又は実技試験85点以上)に関しては、毎回の試験で出やすい項目(目標に合わせた停止・後退・縦列など)がありますので、その項目に関しては運転教本を用いて、教案を作成し、わかりやすく説明できるようまとめておきます。
作成した教案をもとに、教習生役である試験管の前で自らが教習を行っているイメージで、声を出し繰り返し練習します。
学科教習に必要な教習方法
学科教習に必要な教習方法(面接試験又は実技試験85点以上)に関しても、技能教習に必要な教習方法同様運転教本を用学科教本を用いて、教案を作成し、わかりやすく説明できるようまとめておきます。
作成した教案をもとに、教習生役である試験管の前で自らが教習を行っているイメージで、声を出し繰り返し練習します。
試験では視覚的資料も利用可能ですので、自分がしゃべりやすくなるようなOHPやトラペンなどを準備し、当日は教習生役である試験管の目を見てゆったりと話ができるように心がけます。
また、試験では本題に入る前の導入が大変重要です。道路交通法のみならず、時事的な話題や教習生を本題に引き込ませることができるような導入を考えておきます。
法令
4自動車教習所に関する法令についての知識(正誤式95点以上)に関しては、過去問を繰り返し解くことです。当日の本番問題も過去問から変わらず出題されることが多いです。
教育
教習指導員として必要な教育についての知識(論述式85点以上)に関しては、記述内容が事前にはっきり決められています。
その範囲をすべて覚えることができるように、自らの声をボイスレコーダーなどで録音し、繰り返し聞きながら時間内に長文である論文を書きだせるよう練習します。
教則
教則の内容となっている事項、その他自動車の運転に関する知識(正誤式95点以上)に関しては、自動車教習所に関する法令についての知識同様、過去問を繰り返し解くことです。
当日の本番問題も過去問から変わらず出題されることが多いです。
ただし、道路交通法が改正されていることがありますので、教習生の使っている学科教本を利用し最新の情報が何なのか確認します。
科目免除制度なので、1科目ずつ確実に合格を目指しましょう!!
受験者数・合格率
受験者数、合格率の全てが非公開
難易度(勉強時間)
教習所に在籍している状況での勉強ですので、日々の業務も勉強になりうります。
そういった状況から考えますと、難易度としては決して高くないです。
技能教習に必要な教習方法と学科教習に必要な教習方法に関しては、しゃべる練習が重要ですので、人前でしゃべることを苦手にしている人であればなおさら繰り返しの練習を必要です。
勉強期間は約3か月が目安ですが、車が好きな人、人としゃべることが好きな人にとっては挑戦する価値のある試験です。
試験内容
教習指導員
- 教習指導員(筆記試験と技能試験)
- 運転技能審査
- 面接による審査
技能検定員
- 運転技能試験
- 検定に関する知識を問う論文試験
- 検定に関する観察力及び採点技能試験
- 検定に関する知識を問う面接試験
合格基準
各科目概ね80%~95%の正解率
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:教習指導員 、技能検定員
- 受験資格:あり
- 試験日:不定期
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:各都道府県指定教習所協会など