資格取得には、普通自動車運転免許所有者の場合、1日目の学科と2~4日目の実技の授業があります。
1日目の学科の講義の終了後にテストを受験します。テスト合格者のみ、2日目以降の実技の授業を受講出来ます。
4日目の実技の講義の終了後にテストを受験し、合格者のみフォークリフト運転技能講習の合格の証をもらえます。
スポンサーリンク
フォークリフト運転者の勉強法
勉強法としては、学科の場合、講義開始前にテキストが配布される為、事前にテスト対策を行う事は不可能です。
講師の説明を良く聞き、理解する他ありません。長時間の座学の為、テストに出題される箇所が分からず不安になりますが、基本的な事が分かれば合格点は取れると思います。
実技の場合、運転操作の説明、練習をします。フォークリフト(最大荷重1t以上の場合)の運転は、フォークリフト運転技能講習に合格していなければなりません。
例えば、フォークリフト運転技能講習に合格していない者が会社敷地内で業務には差し障りの無い個人練習をしていた場合、違反です。
つまり、事前に練習は出来ません。この講習を受講する者は全員が、初めてフォークリフトの操作をする為、全員が初心者である事が前提です。
個人差はありますが、運転操作の上手い下手、運転操作の早い遅いは当然あります。
実技は2~4日目の3日間の殆どが練習です。
講師が操作の説明をするので、講師の説明を良く聞き、3日間で合格レベルに達するよう努力する他はありません。
操作の説明・練習する場所はテストコースと同じ場所です。
まずは、初歩的な運転操作から始まり、クランクやS字カーブ、バックの運転、パレットを持ち上げて移動、スタート位置にフォークリフトを戻す操作を練習します。
練習は10名位の班に分かれて1台のフォークリフトを順番に使い練習します。運転の上手い人は3日間の練習期間の内、数回の練習でテストに臨みます。
運転の下手な人は何度練習しても中々上達しませんが、講師は受講者全員の合格を目標にしています。運転の下手な人に対しては、多くの練習機会を与えてくれます。
運転の下手な人は、上手な運転をする人を良く観察する事、上手く素早く運転する事よりも安全運転を徹底して確実に操作を自分のものにするよう心掛けた方がいいと思います。
実技の練習が上手くいかず途中で諦める人や、操作に失敗して自信を無くしてしまう事もあります。又、実技が上手くいかない時は、講師が厳しく指摘します。諦めず、実技試験まで頑張りましょう。
テキストの紹介
中央労働災害防止協会が発行しているテキストで、職業訓練の教材でも使用されています。図解が多く分かりやすいです。
中古ですとAmazonで800円程度で売られていますが、新品の場合は定価越えしているので「出版事業部の販売サイト」から定価購入した方がいいです。
受験者数・合格率
合格率は95%以上
難易度(勉強時間)
1日目の学科試験については、講義の内容の復習に重点を置いている内容となっている。難易度は低く、受講者全員が合格していました。
講義の時間は、朝から夕方までなので、この時間がトータルの勉強時間といえます。
4日目の実技試験は2~4日目に練習した内容に、タイムを測定します。実技試験は減点方式ですので、安全確認や白線より内側に車体を止める停車位置等を守らないと減点の対象となります。
受講者は年齢にバラツキがあるものの男性が大半です。
男性の方が乗り物の運転に慣れているのか、スムーズに実技試験が行われるのに対し、女性の方が四苦八苦しているケースが多いです。
しかし、結果的には殆どの方が実技試験も合格されています。
試験内容
学科
- 走行・荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(4時間×2)
- 運転に必要な力学に関する知識(2時間)
- 関係法令(1時間)
実技
- 走行の操作(20時間)
- 荷役の操作(4時間)
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:18歳以上
- 試験日:教習機関により異なる
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:全国の労働基準監督署など