自動車整備士の独学勉強法【テキスト紹介・勉強時間など】

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自動車整備士には、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、シャシの3種類ありますが、私の取得した、しかも一番有用とされるガソリンエンジン(3級)について記述します。

まず、前提として、自動車整備士(3級)の受験資格として、整備工場での1年間の実務経験が必要です。それを踏まえて、自動車整備士を取得するためには、学科試験と実技試験をパスする必要があります。

しかしながら、実技試験をいわゆる「飛び込み」でパスすることは不可能と言われています。それではどうればよいかというと、各県の自動車整備振興会が開催する講習(5か月、週2回、土日)を修了すれば、実技試験が免除されます。

したがって、たちまち出来ることは、学科試験の勉強と整備工場で実務経験を踏むことです。

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目次

自動車整備士の勉強法

学科試験

学科試験の勉強としては、テキストはそれほど多くは出回っていません。なので、迷うこともありません。

まず、弘文社から出ているテキストを最低3回繰り返して勉強します。(下記参照)

1回目は、ほとんど意味が分かりませんが、徐々に解るようになります。

次に、過去問題集が精文館から出ているので、それをまた3回程度繰り返します。自動車整備士の資格取得には、特にこの過去問が重要です。

この本自体の解説が解りやすく丁寧なこともありますが、過去問、つまり実際に出る問題が、前述したテキストの内容より、かなり簡単であることに気づくからです。

言い換えると、勉強しなくていい部分が見えてくるからです。例えば、テキストでは、6気筒以上のエンジン、Ⅴ型のエンジンのメカニズムも勉強し、かなり難しいのですが、実際過去問では、直列の4気筒しか出てきません。また、ロータリーエンジンについても、出題されません。

ただ、逆に言うと、過去問にはない、ハイブリッド車や電気自動車には対策が必要かもしれません。

実技試験

実技試験(講習会)については、年1回の開催になります。実際習うことは、学科の勉強と実習ですが、学科はあらかじめ独学で学んでおけば問題はありません。

実技についても、少なくとも1年以上は整備工場で働いているので、真面目にやっていれば問題はありません。

タロウ

申請書に会社の承諾印が必要になるので、会社の理解を得るために(会社にとっては先行投資になります)日頃から、会社の評価を得ておく必要があります。

テキストの紹介

弘文社から出ている「よくわかるシリーズ」を購入して繰り返し勉強していきましょう。

それと並行して、時間があれば、メカニズムの専門書や『オートメカニック』といった専門雑誌を読めば、より理解が深まります。

受験者数・合格率

受験者数・合格率共に非公開

難易度(勉強時間)

私は、休日はもちろん、仕事が終わった後、会社の休憩時間(上司へのアピールも兼ねて)に、学科試験の勉強をしましたが、半年ほどで、過去問題でいうと合格ラインが70点のところを、90点以上をキープできるようになりました。

したがって、学科試験の難易度は、車が好きであればそれほど高くありません。

実技試験(講習会への参加)については、講習会を欠席・遅刻しなければ大丈夫です。むしろ、講習会が土日開催であるので、忙しい日に仕事を休むことになり、会社の理解を得るのに苦労しました。

試験情報

  • 資格種別:国家資格
  • 資格区分:1級整備士~3級整備士、特殊整備士
  • 受験資格:あり
  • 試験内容:学科試験と実技試験
  • 試験日:7月(学科)
  • 問い合わせ先:各地方の自動車局整備課
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