テキストを選ぶ時は出版または改訂日が最近の日付のものを購入するようにしましょう。特に法規の場合、電気事業法や電気関連法規の改正が行われることが度々あります。
古いテキストを使用した場合、最新の法令に対応できない事があります。また、理論の場合、時間が経っても変わることは少ないですが、まれに電気回路図記号の表記の変更があったりと、細かな部分で変更があることがあります。ですので、やはり最新のテキストを購入することをおすすめします。
2つ目の大切なポイントとして、実績のあるテキストを選ぶということです。過去から現在にかけて、多くの受験者に支持されているテキストは指示されている理由があります。資格試験という性質上、過去問題を研究しそれに対応したテキストを購入するというのは資格取得を効率的に行う為に大切なポイントです。
3つ目の大切なポイントとして、科目別にテキストを購入すると言う事です。中には4科目すべてが掲載されているテキストがあります。しかし、電験3種は試験範囲が広く、専門的な資格ですので、余程自信がある方以外は1科目ずつ丁寧に学習していく事をお勧めします。
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第3種電気主任技術者のお勧めテキスト
全ての基礎となる理論を大切にしたいなら「完全マスター 電験三種 受験テキスト 理論」
どの資格、学問も理論があってこそです。勉強を進める上で一番最初に勉強すべき最も重要なものになります。理屈がしっかりと分かっていないと、応用ができません。ですので、理論が詳しく正確にかかれている本である、完全マスターシリーズの理論は必須となります。
また、このテキストを読むことによって自分がどれ位のレベルにいるのかが分かります。もしこの完全マスターシリーズのテキストが完全に理解できるのであれば正直怖いものなしでしょう。
難しいなと感じる方であれば、もう少し分かりやすい内容のテキストを購入して、専門的な解説が欲しい時にこの完全マスターシリーズを使いながら勉強するといった方法がお勧めです。
難解な理論を分かり易く解説したテキストがほしいなら「よく出る!点がとれる!電験三種 理論 ベスト攻略」
上記で紹介したテキストは必須ですが、書かれている内容が専門的で難しい部分もあります。そこで、より噛み砕いて説明しているテキストがあると便利です。
このベスト攻略シリーズは、過去の試験内容を考慮して的をしぼりつつ、分かりやすい解説をしているのが特徴です。出来るだけ理論を分かりやすくシンプルに解説している為、完全マスターシリーズのテキストと併用するのがお勧めです。
勉強をシンプルに効率的に進めたいなら「これだけ法規(電験第3種ニューこれだけシリーズ)」
法規科目について必要最低限まで的を絞ったテキストになります。これ以上試験合格を達成する為の効率的なテキストはないでしょう。
裏を返すと、このテキストを完全に理解していなければ、合格点が取れるか取れないギリギリのラインになってしまいます。しかし、電気主任技術者試験は試験範囲が膨大であり、効率良く学習する必要もあります。このテキストを完ぺきにマスターし合格を狙う事も戦略的に必要になってきます。
機械科目を納得して勉強したいなら「電験三種徹底解説テキスト 機械」
機械科目は理論を応用して実際に使われるモーター等の基礎的な知識が分かる分野になります。
その解釈には色々な説明方法があると思いますが、説明がシンプル過ぎても疑問が残って納得できませんし、難しすぎても理解不能になってしまいます。私がお勧めするのは徹底解説テキストシリーズで、難易度と理解度のバランスが非常に取れた参考書になります。
私が有り難かった点として、参考書の全てのページの右端に「○章△△(内容)」と記載されている点です。機械科目では3種類の電動機が出てくるのですが、それらがごっちゃになりやすく、混乱する元となります。いま自分がどの電動機について勉強しているのか意識的に感じる事で混乱を避ける事ができます。
第3種電気主任技術者のお勧め問題集・過去問
資格試験に必須、過去問題集と言えば「電験3種過去問題集」
過去10年間の実際の全試験問題と解答が書かれています。
解説が分かりやすい事も勿論ですが、この本の大きな特徴は、本を開いて左のページに問題、右のページに解答と解説が書かれている事です。解答解説ページを探す手間が省ける事はとても効率よく学習を進める事ができます。
10年分の過去問が掲載されている事も有り難いです。電験3種は過去問題が重要になります。数年に1度問題の傾向が変わりますが、過去問以上の演習方法はないと言っても過言ではないでしょう。
試験前に良問でおさらいをしたいなら「絵とき解説 電験三種 演習問題集」
こちらの問題集は過去問ではなく、工夫されたオリジナルの問題集になります。特徴として、基礎から応用まで良問が載っている事と、何より解説が懇切丁寧です。
電験三種は専門的な資格です。基礎として小学校から高校までの数学、理科、科学、物理、電気、電子の知識が必要になってきます。それらをこれまで完全に理解されている方にとっては問題ないでしょうが、どうしても忘れていたり、苦手な部分があるのではないでしょうか。
その部分を振り返る時に、分かりやすく丁寧な解説というのは非常に助かります。学生時代の教科書を引っ張ってきたり、ネットで調べたり、他の参考書を見る手間が省ける事は、大きな学習の手助けになります。また、少し難しい応用問題が載っており、それを解くことによって自分の力を伸ばすことができます。