漢字検定1級のお勧めテキスト・参考書・問題集・過去問を紹介

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漢検1級に合格するためには6,000文字という膨大な数の漢字をマスターせねばならず、雲を掴むような感覚に陥ってしまうが、出題範囲は決して無限ではない。

よって、検定に合格するためには、試験に出題されるものを効率よく学習できるテキストや問題集を用いる事が必須となる。

1級は検定の最上級に当たり、書店に並ぶテキストは他級と比べて少なく、選択する書籍は自ずと限られてくるが、その中でも日本漢字能力検定協会(以下「協会」とする)の出版する公式本を購入することをまずはお勧めしたい。

他の検定試験でも同様の事が言えるが、検定実施団体の刊行する公式テキストの記載内容から本試験での出題がなされないとなると、誰も公式本を購入しなくなり、団体への信頼が無くなってしまうため、公式テキストの記載内容から一定以上は本試験でも出題されると言えるからである。

漢検1級もご多分に漏れず協会出版本から数多く出題がなされるため、公式本を中心にテキスト及び問題集を紹介したい。

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参考記事 ユーキャンの漢字検定講座はどうなの?体験談や評判を集めた!

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目次

漢字検定1級のお勧めテキスト

1級受験者のマストアイテム「漢検 漢字辞典」

編集:公益財団法人 日本漢字能力検定協会
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協会出版の漢字辞典で、この中から毎回7~8割程度が出題される。一般の漢字辞典とは異なり、読みや部首別に索引があるだけでなく、級別に漢字を引くことが出来るため、1級の漢字を取捨選択して学習することが出来る。

1級の漢字は広辞苑にも記載の無い難解なものが多いため、単純に読み書きの練習をしていても暗記しづらいが、意味を理解することで学習の効果は高まる。

その点、この辞書にはイラストの掲載も豊富で、江戸時代の農具の名称や中国の伝統楽器等、日常生活には馴染みの無い難解な語句の意味の視覚的な理解もサポートしてくれる。

前文で出題範囲は有限であると述べたが、この辞書を出題の母体であると考え、該当箇所をマスターすることで合格圏には限りなく近づけると言える。

漢検 漢字辞典

四字熟語を制する者は漢検1級を制する「漢検 四字熟語辞典」

著:日本漢字能力検定協会
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漢検1級は200点満点制であるが、そのうち四字熟語が30点ものウェイトを占める。

よって、四字熟語を極めることが合格への捷径である。前述した漢検漢字辞典にも四字熟語は網羅的に掲載されており、これだけでも四字熟語問題の7~8割は正答出来るが、満点をとることは叶わないであろう。

協会出版の漢検四字熟語辞典には1級に該当する四字熟語が1、000以上掲載されており、その中から本試験のほぼ全てが出題される。

漢検1級は200点中160点以上を取らなければ合格できないが、四字熟語問題を満点通過すれば、残り170点中130点獲得で合格できるように合格基準を変えてしまう事が出来るため、当辞典も是非揃えておきたい。

漢検 四字熟語辞典

部首別に一気に学習したい時に「漢検要覧 1/準1級対応」

著:日本漢字能力検定協会
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同じく協会刊行物。辞書を用いて諺や故事成語の意味を覚えるのも大切であるが、漢字1字1字をざっと勉強することも時としては重要である。

漢検要覧には意味は掲載されていないが、1級該当漢字が部首別に全て音訓付きで列挙されており、例えば、魚へんや鳥へんの漢字を一気に学習したい時に効果的である。

漢検要覧 1/準1級対応

漢字検定1級のお勧め問題集

三種の神器の1つ「漢検 1級 分野別 精選演習」

編集:公益財団法人 日本漢字能力検定協会
¥1,540 (2022/04/18 14:39時点 | Amazon調べ)

1級合格のために3つだけ教材を選ぶとするならば漢字辞典、四字熟語辞典と並び、この精選演習は必ず手元に揃えておきたい1冊である。

漢検1級では読み書き問題以外に類義語対義語や四字熟語など様々な分野に形式が分かれて出題がなされるが、この問題集では分野別にまとめて問題が収録されており、自身の苦手分野の判別に役立ち、弱点克服に非常に有用である。

また、当問題集は実際の過去問から出題された問題も数多く収録されているため、下記で紹介する過去問集を収集する事が難しい場合でも、この1冊を繰り返し練習する事により、出題傾向を把握し、本番に向けての土台を作ることが出来る。

漢検 1級 分野別 精選演習

受験勉強は過去問に始まり過去問に終わる「漢検 1・準1級 過去問題集」

編集:公益財団法人 日本漢字能力検定協会
¥1,430 (2022/04/18 14:39時点 | Amazon調べ)

漢検1級の出題形式はほぼ固定されているが、数年に1度変更が行われることがある。例えば国字問題は平成27年度までは1つのジャンルとして出題がされていたが、平成28年度からは読み書き問題に統合されて出題がなされるようになった。

また、難易度に関してもその時々によってバラつきがあり、近年は難化の傾向にある。漢検1級は平成4年から実施されているが、草創期の試験で満点を取れても現在の1級に合格出来るとは言い切ることが出来ない。

書店には過去1年分の過去問しか販売されていないが、通販サイトで過去3~5年分の過去問を揃え、出題形式や難易度の傾向を知りたいところ。あまりに古いものはプレミアが付いており入手が困難であるが、それらに収録されているものは上記の精選演習にて充分に補完できる。

漢検 1・準1級 過去問題集

完全合格を目指すなら「解答別冊付 漢字検定三略 1級」

著:漢字検定模擬試験問題研究会
¥2,750 (2022/04/18 14:40時点 | Amazon調べ)

漢字検定模擬試験問題研究会という漢字同好会が出版する問題集で、上中下の3巻があり、何と80回分もの本試験型の模擬試験が収録されている。

当問題集は漢検漢字辞典に準拠して問題が作成されており、辞典とセットで学習することで効果が上がる。辞典を使いインプット作業をした後に、当問題集を用いたアウトプットを行えば合格はほぼ手中にしたと言えるであろう。

書店では取り扱いがなく、amazon等のネット通販でのみ入手可能。

参考記事 日本漢字能力検定の独学勉強法【試験対策・勉強時間・難易度など】

参考記事 ユーキャンの漢字検定講座はどうなの?体験談や評判を集めた!

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