ここでは中国語検定の四級と三級の勉強法について記載していきます。
スポンサーリンク
中国語検定の勉強法
四級の文法
中国語検定四級の勉強をする際にはまず単語のピンインを覚えなければいけません。
これは試験にそのまま出題されますがどの参考書でも出る単語はきちんと網羅されているので徹底して練習すれば問題はないでしょう。
語順の並べ替え問題などは月並みですがとにかくテキストの練習問題を繰り返しやってください。
四級の場合は難易度も高くなく、また出てくる事項も決まり切っていますので、テキスト一冊分の問題を理解しなくても、答えを丸暗記していれば問題なく合格ラインに乗ってしまいます。
四級のリスニング
リスニングはごく短い文章や挨拶などが出題されますが、これもテキストのリスニング問題をやっておけばなんの心配もありません。
簡単な自己紹介だったり、基本的な挨拶だったりが出るだけなので、ある意味一番点を取りやすい部分ではないかと思います。また、
合格ラインはかなり低く設定されていますので、わからない問題があったとしても気にすることなく切り替える癖をつけるという意味でも、練習問題は効果的です。
三級の文法
三級の文法は四級と比べれば難しくはなるものの、あくまで延長でしかないので、四級を合格した方ならそれと同じ方法でテキストの練習問題を繰り返し解いて覚えておけば問題はありません。
さらに文法は四級で扱うはずの文法も多く出題されるので、実質的な難易度はかなり低くなります。
三級用の問題集を三周ほどしてしっかり頭に内容を叩きこんでおけばつまずく心配もないでしょう。
三級のリスニング
三級のリスニングは文法と比べると格段に難しくなります。
文章も途端に長く複雑になるため、四級までのようにCDを数回流し聴いて問題を解く。という程度の勉強では絶対に受かりません。
さらにリスニングは独学でも勉強しにくい分野になるので、とにかくそのことを念頭に置いて意識的にリスニング対策の時間を取りましょう。
具体的な方法としては、テキストについている練習問題を繰り返し聞き、その単語や文法をすべて理解。さらに、それを空で言えるようになる。
というレベルで勉強することが大切です。
それでもリスニングの単語が網羅できるとは限らないので、文法や読解のためではなくリスニングに対応するためと思って単語の暗記をすることを忘れないでください。
当然リスニング対策なのですから、すべての単語の発音を確認しておく必要があります。
中国語検定の場合四級と三級が難易度の分かれ目となります。
テキストの紹介
受験者数・合格率
2019年3月(第97回)
区分 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
準1級 | 397人 | 15.6% |
2級 | 1,300人 | 29.8% |
3級 | 2,405人 | 51.3% |
4級 | 2,300人 | 58.7% |
準4級 | 1,517人 | 69.6% |
難易度(勉強時間)
トータルの勉強時間ですが時間の取れる人であれば四級で一か月程度みておくと良いでしょう。
また三級の文法だけに限れば、この四級の勉強期間だけでもぎりぎり合格ラインに乗ることはできます。
ただし、三級のリスニングは文法とは難易度が全く違って、四級に受かったという程度では話にならないので、二か月くらいは色々なリスニング問題を聴いて対策を積むことが重要になるでしょう。
三級の勉強時間はリスニングにどの程度時間を割き、真剣に取り組めるかにかかってきます。
試験内容
1級 | 筆記試験・リスニング試験(一次試験)、面接試験(二次試験) |
準1級~準4級 | 筆記試験・リスニング試験 |
合格基準
- 1級:筆記試験:85点リスニング試験:85点
- 準1級:筆記試験:75点リスニング試験:75点
- 2級:筆記試験:70点リスニング試験:70点
- 3級:筆記試験:65点リスニング試験:65点
- 4級:筆記試験:60点リスニング試験:60点
- 準4級:60点
試験情報
- 資格種別:民間資格
- 資格区分:1級~準4級
- 受験資格:なし
- 試験日:3月下旬、6月下旬、11月下旬
- 試験場所:全国各地、および海外でも実施される
- 問い合わせ先:一般財団法人 日本中国語検定協会