公認会計士の試験は必須科目と選択科目と合わせて9科目あり、一つ一つの科目を順番に勉強していては時間がいくらあっても足りません。
公認会計士の資格試験に合格するためには、9科目をバランスよく勉強するのではなく、穴場の科目や簡単な科目を勉強することが重要です。
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公認会計士の勉強法
穴場科目や簡単な科目といわれているのは、民法と統計学と言われています。この科目は比較的に覚える量が少なくて、穴場とも言える科目です。
もちろん年度の試験によっては難しい側面がありますが、基本的には大丈夫と言っていいでしょう。
またこの2つの科目は点数が取りやすくて、勉強時間が短くて済むので、気軽に勉強することができます。
これから会計士の資格勉強を行うのなら、民法と統計学を優先的に勉強するようにしましょう。公認会計士には単純計算を行う問題と論文式の理論編という二つの形式に分かれています。
この資格試験は数学力だけではなく、自分の力で文章を欠かなければいけないためある程度の文章力が必要になります。
数学力を問うような計算問題がある科目は、財務会計論と管理会計論の二つの科目で、論述形式の科目が監査論、企業法、会計学と呼ばれる3つの科目です。
どちらの科目も大事ですのでバランスよく勉強するようにしましょう。
計算と論述形式の科目は必須科目にも選択科目にも両方含まれているため、どちらの分野(計算、論文)も捨てることができません。
簡単で点数が取りやすい科目に着手するのはもちろんのこと、計算分野と論述式の問題で点数を落とさないようにしてください。
公認会計士はこの記事で紹介した科目を集中的に勉強すれば、合格できる可能性が上がります。1科目1ヶ月のスパンで勉強すれば、年内に合格できるのも夢ではありません。
テキストの紹介
公認会計士試験 社会人が独学合格する方法
時間がない会社員や学生などに対してスキマ時間を使ってどうやって勉強を進めていけばいいのか、実体験に基づきながら解説しています。
具体的な勉強法というより精神論的な話が多いので、このテキストだけで合格を目指すことは不可能です。
これから初めて勉強する方や、やる気を上げるためのテキストだとお考えください。
24週間で独学合格!公認会計士試験マル秘学習法
こちらもこれから公認会計士の試験を目指す方に向けて、どのようなアプローチで勉強を進めていけば良いのか丁寧に解説しているテキストです。
ただ、筆者の勉強力が尋常ではありませんので、全く無知の状態から24週間で合格を目指すことは現実的に難しいです。
TAC公認会計士講座の過去問
通信講座の紹介
クレアールの通信講座「公認会計士アカデミー」は、独自のラーニングシステムにより短期間で確実に習得できる学習スタイルです。
コースもこれから初めて公認会計士を目指す方に向けたコースや、模擬試験や論文対策など上級者を対象にしたコースなど、受験者のレベルに合った最適なコースを選択できます。
公認会計士のおすすめ通信講座(クレアール・LEC・TAC)を徹底比較
勉強時間の目安
会計に関する事前知識がどれぐらいあるのかにもよりますが、合格までの一般的な勉強時間は2,000~5,000時間程度と言われています。
合格基準
- 短答式試験:総点数の70%を基準として、公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率
- 論文式試験:52%の得点比率を基準として、公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率
受験者数・合格率
年度受験者数(出願者)合格率2018年11,742人11.1%2017年11,032人11.2%2016年10,256人10.8%2015年10,180人10.3%
試験難易度
数ある国家資格の中でもベスト3に入るほど難しい試験です。
公認会計士の試験には受験資格が無いので誰でも受験できますが、チャレンジする人のほとんどが大学や専門学校に加えて、予備校や通信講座を利用して取得を目指しています。
そんな強者達が集まる中で、合格率が10%程しかないのです。
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:なし
- 試験内容:2回実施される短答式試験に合格して、その後に実施される論文式試験に合格する必要がある
- 試験日:12月中旬(短答式試験Ⅰ)、5月下旬(短答式試験Ⅱ)、8月下旬(論文式試験)
- 試験場所:全国各地
- 【受験料】19,500円
- 問い合わせ先公認会計士・監査審査会、財務局理財課
よくある質問
税理士試験とどちらが難しい?
覚える量に関しては税理士の方が多いですが、税理士には科目合格制度があるので長期的にみれば税理士試験の方が比較的取得しやすいです。
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