ここではソムリエ試験の一次試験、二次試験のそれぞれの勉強法を記載します。
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ソムリエ試験の勉強法
一次試験
一次試験の内容は主に記憶になりますので、様々な切り口をいかに効率よく覚えていくかになります。
効率の良い方法として国ごとに覚えていく手段が最適で、覚える内容には世界共通のパターンがありますので、それをひとつずつの国に落とし込んでいきます。
具体的には、その国の歴史・文化、ワイン法、年間気候、栽培葡萄品種、生産地名、といったものが主な内容になります。
カテゴリーごとに確実に吸収して、予習復習、その国の総まとめを行うことが必要です。
その他に計算問題が割合的には少なめですが出題されますので、ワインの温度変化の方程式、管理面でのビジネス的な計算式を覚えておきます。
この部分は答えが出るまでに時間がかかりますので、何度も繰り返して勉強して計算を早くして試験時間を節約します。
ややこしい所で葡萄品種が同じでも国によって呼び名が変わりますので、整理して覚えることが大切です。
二次試験
ワインの色、香り、味などからワイン名を導き出すデギュスタシオンが主な内容となります。
よって、普段から実際にワインに触れて分析力をつけておくことが大切になります。
答え方はそのワイン名を指すべき内容を文章として回答するので、何度も回数をこなして身に着けておきます。
教科書に答え方のパターンが記載されていますので、それをベースに自分なりの特徴も加味しながら答えます。
この試験と同時にヒアリング試験もあり、一斉放送による設問がされますのでしっかりと聞き取れるようにしておきます。
この内容は一次試験の延長のようなものになります。この後は実技試験で、実際にワインをサービスするという内容になります。
試験官がお客様の想定で、そのお客様より注文のあったワインをそのワインに見合った的確なサービスを実施します。
これも普段での現場で教科書に記載されている内容に基づいてサービスすることが、この部分の勉強の仕方となります。
教科書には主にデキャンタ―ジュを想定して記載されていますが、もし実際の試験での注文ワインの提示がデキャンタの必要のないヴィンテージのものであれば、デキャンタージュを実施することは減点になりますので注意が必要です。
ほぼ100%の確率でデキャンタージュが必要な設問が想定されますが、100%ではありませんので試験が始まるとしっかりと注文されるワイン名を分析して見合った提供方法を実施する必要があります。
この部分は一次試験で習得した知識が発揮されるところです。
楽しみながら試験勉強することが大事です!!
ソムリエ試験のテキスト紹介
受験者数・合格率
合格率は40%程
勉強時間(難易度)
一次試験に合格するためには、初めて挑戦する方は一日3~5時間を一年間の勉強量が必要になります。
それと同時に二次試験対策のデギュスタシオンの訓練、サービス実技のための実戦での訓練が必要です。
一次試験勉強、デギュスタシオン勉強は家庭で習得が可能ですが、実際にワインを開けてお客様にサービスをする部分においてはどうしても職場で実際のサービスの中から勉強するしかありませんので、普段の業務に教科書の内容をいかに取り入れていくかがポイントになります。
試験情報
- 資格種別:民間資格
- 資格区分:なし
- 受験資格:5年以上のアルコールを提供する飲食サービス業の経験者(日本ソムリエ協会会員は3年以上)
- 試験内容:1次試験(公衆衛生の知識、ワインを含む飲料の必須知識)、二次試験(サービス実技、資質)
- 試験日:8月下旬(一次試験)、9月下旬(二次試験)
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:一般財団法人 日本ソムリエ協会