レストランサービス技能検定は一般的に大学や専門学校に通って学ぶ人が多いです。そんな中、独学で合格を目指そうと思っている時点でなかなかのつわものです。
以下に勉強法を記載するので参考にしてください。
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レストランサービス技能検定の勉強法
過去問を解いてみる
一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会の公式ホームページ(以下、公式HPと表記)に1級から3級の過去問があります。
実際に解いてみると食品衛星、西洋料理の料理法に関する知識。立ち振る舞い、苦情への応対、サービスに関する知識。飲食施設に関する知識。食文化に関する知識。
幅広い知識が求められることが分かります。
自分の実力を知る
真偽法形式なので答え合わせは簡単です。まず、自分の実力を知りましょう。得意な分野、苦手な分野が分かると思います。
出題範囲が広い分、どこを重点的に勉強すればいいか把握するだけでやる気が出てきます。
ひたすら過去問を解いていく
公式HPにはサービス、接客の実技面に重点を置いており、学科試験に関しての問題集はありません。
過去問のみの公開となっております。学科試験の勉強がしにくいように感じますが、問題は真偽法形式な上に100点満点中、60点以上で合格とされています。
過去問を見ても分かるように、基本的にサービスをするうえで必要な知識が多いです。お客様に聞かれても困らないように料理法やお酒について勉強すると合格の糸口が見えてくるかもしれません。
ネット上でも過去問サイトはありますので、自分にあったものを探し、知識を増やしていくといいと思います。
実技試験対策
学科試験を合格したら、実技試験が待っています。3級は適切な対応、応対、テーブルセット、オーダー、伝票処理など基本的な接客です。
2級はディナータイムの接客で英会話も求められます。1級はさらにフランス語、カクテル作成、ワインサービス、ワゴンサービスと高度なサービス技術が求められます。
試験は制限時間があり、流れもルールも予め決められています。こちらも公式HPに過去問がありますので、試験内容がイメージしやすいと思います。
公式HPに参考書やDVDもありますので、参考にしながら、普段の仕事に生かすと実践的な力が身につくと思います。
[char no=”1″ char=”先生”]試験の情報量が少ない割りに試験範囲が広く、独学だけではやはり厳しいと感じると思います。公式HPにセミナーや講習会の情報が記載されていますので参加してみてはいかがでしょうか。会費10,000円で割引価格で受講することができます。[/char]
テキストの紹介
一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会から出版されている、「基礎からわかる レストランサービススタンダードマニュアル」をお勧めします。
前半には接客用語からテーブルセッティングの仕方、各食材サービス方法まで基本的な知識が幅広く書かれています。後半には実践的なことが書かれています。
ワインの抜栓、フルーツのカッティングなどサービスをする上で知っておきたい内容です。後半は全ページフルカラーでより分かりやすく解説されています。
また、本文中にQRコードがあり、スマートフォンなどでアクセスし、動画で動作確認することもできます。
サービス方法を文章と画像で説明するのは難しいので、とても親切な本だと思います。レストランサービス技能検定を受ける前に1度目を通してみるのはいかがでしょうか?
難易度(勉強時間)
始めに述べたように基本的には大学や専門学校に通ってから受験を考える資格です。幅広い知識はもちろん、高度なサービスの技術が求められます。
合格率は1級36%、2級42%、3級56%と低めです。レストランで長年働いている方は基本的な知識と技術があるので、勉強すれば3級は合格の可能性があると思います。
しかし、2級は英語、1級はフランス語を話せることが必須となってくるので、難易度はかなり高めなので、それなりの努力が必要です。
合格基準
- 筆記試験:100点満点中、60点以上
- 実技試験:100点満点中、60点以上
受験者数・合格率
合格率は1級36%、2級42%、3級56%程
試験情報
- 資格種別:国家資格
- 資格区分:1級、2級、3級
- 受験資格:あり
- 試験内容:筆記試験、実技試験(接客マナー・テーブルサービスワゴンサービス(1級のみ))
- 試験日:8月
- 試験場所:全国各地
- 問い合わせ先:一般財団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会